álva

品詞
名詞
意味
季節
発音
[ˈalva]
読み
アールバ
分野
時間・空間・方向

意味

  1. 季節

    雨期・乾風期・霧期のそれぞれ。

    dúla álva: tóra reinálva, tóra kailálva, tóro nebrálvo.

    読み:ドゥーラ アルヴァ:トーラ レイナルヴァ、トーラ カイラルヴァ、トーロ ネブラルヴォ。

    dúl-aálva:tór-areinálva,tór-akailálva,tór-onebrálvo
    下る-<(軽いものが)>季節<主格>来る-<(軽いものが)>雨期<主格>来る-<(軽いものが)>乾風期<主格>来る-<(重いものが)>霧期<主格>

    「季節は流れ下る。雨期が来て、乾風期が来て、霧期が来る。」

    暦の書や子どもへの教えに出てくる文。時間を川の流れとみるので、季節がめぐることを dúl-「下る」で言う。雨期と乾風期は軽性なので動詞は -a をとるが、霧期 nebrálvo だけは霧と同じ重性なので、動詞が -o(tóro)になる。

    dúla álva, tóra kailálva.

    読み:ドゥーラ アルヴァ、トーラ カイラルヴァ。

    dúl-aálva,tór-akailálva
    下る-<(軽いものが)>季節<主格>来る-<(軽いものが)>乾風期<主格>

    「季節は移り、乾風期となりました。」

    手紙の書き出しによく使われる季節の決まり文句。時間を源から流れ下る川とみるので、季節が移ることを dúl-「下る」で言う。主語の álva と kailálva はどちらも軽性なので、動詞は -a で一致する。

  2. 時節

    ある物事にふさわしい頃合い。

    na ésa álva sáindares selúin.

    読み:ナ エーサ アルヴァ サインダレス セルーイン。

    naés-aálvasáindar-esselúin
    <〜ない>いる-<(軽いものが)>時節<主格>証文-<属格>今

    「今は証文を交わす時節ではない。」

    「〜の時節」は álva の後ろに属格を置いて言う。霧が近づいたころ、取引の約束を断るときに使う。霧の中で結んだ約束は重んじられないからである。存在の文なので és- が先頭に来て、否定の na はその直前に置く。

    tóra álva kelárar.

    読み:トーラ アルヴァ ケラーラル。

    tór-aálvakel-ár-ar
    来る-<(軽いものが)>時節<主格>伐る-<〜する人>-<〜らの>

    「樵たちの時節が来た。」

    乾風期のはじめ、硬木の伐り出しが始まるころの村の言い方。kelár「樵」に複数属格の -ar をつけ、「樵たちの頃合い」と言う。álva は軽性なので、動詞は -a で一致する。

解説

季節。高原の季節は、雨期・乾風期・霧期の三つである。「夏」「冬」にあたる季節の語はなく、かわりに乾風期を前半(澄みの頃)と後半(凍りの頃)に分けて呼ぶ。季節の名は álva を後ろにつけた複合語で作る(reinálva, kailálva)。ただし霧期だけは重性の nebrálvo になる。改まった挨拶や手紙では、季節の詩句を交わす。

文法

軽性・a語幹(①型、語根に強勢)。対格 álvan、属格 álves。

語源

古高原語 *álva から

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