小説
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季節
雨期・乾風期・霧期のそれぞれ。
dúla álva: tóra reinálva, tóra kailálva, tóro nebrálvo.
読み:ドゥーラ アルヴァ:トーラ レイナルヴァ、トーラ カイラルヴァ、トーロ ネブラルヴォ。
| dúl-a | álva: | tór-a | reinálva, | tór-a | kailálva, | tór-o | nebrálvo |
| 下る-<(軽いものが)> | 季節<主格> | 来る-<(軽いものが)> | 雨期<主格> | 来る-<(軽いものが)> | 乾風期<主格> | 来る-<(重いものが)> | 霧期<主格> |
「季節は流れ下る。雨期が来て、乾風期が来て、霧期が来る。」
暦の書や子どもへの教えに出てくる文。時間を川の流れとみるので、季節がめぐることを dúl-「下る」で言う。雨期と乾風期は軽性なので動詞は -a をとるが、霧期 nebrálvo だけは霧と同じ重性なので、動詞が -o(tóro)になる。
dúla álva, tóra kailálva.
読み:ドゥーラ アルヴァ、トーラ カイラルヴァ。
| dúl-a | álva, | tór-a | kailálva |
| 下る-<(軽いものが)> | 季節<主格> | 来る-<(軽いものが)> | 乾風期<主格> |
「季節は移り、乾風期となりました。」
手紙の書き出しによく使われる季節の決まり文句。時間を源から流れ下る川とみるので、季節が移ることを dúl-「下る」で言う。主語の álva と kailálva はどちらも軽性なので、動詞は -a で一致する。
時節
ある物事にふさわしい頃合い。
na ésa álva sáindares selúin.
読み:ナ エーサ アルヴァ サインダレス セルーイン。
| na | és-a | álva | sáindar-es | selúin |
| <〜ない> | いる-<(軽いものが)> | 時節<主格> | 証文-<属格> | 今 |
「今は証文を交わす時節ではない。」
「〜の時節」は álva の後ろに属格を置いて言う。霧が近づいたころ、取引の約束を断るときに使う。霧の中で結んだ約束は重んじられないからである。存在の文なので és- が先頭に来て、否定の na はその直前に置く。
tóra álva kelárar.
読み:トーラ アルヴァ ケラーラル。
| tór-a | álva | kel-ár-ar |
| 来る-<(軽いものが)> | 時節<主格> | 伐る-<〜する人>-<〜らの> |
「樵たちの時節が来た。」
乾風期のはじめ、硬木の伐り出しが始まるころの村の言い方。kelár「樵」に複数属格の -ar をつけ、「樵たちの頃合い」と言う。álva は軽性なので、動詞は -a で一致する。
季節。高原の季節は、雨期・乾風期・霧期の三つである。「夏」「冬」にあたる季節の語はなく、かわりに乾風期を前半(澄みの頃)と後半(凍りの頃)に分けて呼ぶ。季節の名は álva を後ろにつけた複合語で作る(reinálva, kailálva)。ただし霧期だけは重性の nebrálvo になる。改まった挨拶や手紙では、季節の詩句を交わす。
軽性・a語幹(①型、語根に強勢)。対格 álvan、属格 álves。
古高原語 *álva から
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