小説
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朝
日の出の前後から午前になるまでの、日常動作の時間枠。
áumel, gélim du orén.
読み:アウメル、ゲーリン ドゥ オレーン。
| áumel, | gél-im | du | orén. |
| 朝 | 行く-<私が> | 下手 | 縁<対格> |
「朝、私は縁へ行く。」
場面枠に置かれた独立の時間名詞。動詞は未完了の直説法で、主語の代名詞は省略。du は「下手へ」を表し、orén は重性単数で対格が主格と同型。
áumel, lísa lisár plánan.
読み:アウメル、リーサ リサール プラーナン。
| áumel, | lís-a | lis-ár | plán-an. |
| 朝 | 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人・主格> | 帳簿-<対格> |
「朝、書記が帳簿を書く。」
帳簿・書記の日常業務としての朝。基本語順は動詞–主語–目的語。lisár は行為者名詞、plána は軽性a語幹名詞で対格が -an。
早朝
夜明けの直後、まだ暗さや霜が残り、作業の前の静けさがある頃。
áumel, na þrínim unlóur.
読み:アウメル、ナ スリーニン ウンロール。
| áumel, | na | þrín-im | unlóur. |
| 早朝 | <〜ない> | 目を覚ます-<私が> | まだ |
「早朝、私はまだ目を覚まさない。」
作業前の静けさを含む早朝。直説法の否定は na、完了していない状態の「まだ」は unlóur。unlóur は動詞の直後に置く。
áumel, brón!
読み:アウメル、ブローン!
| áumel, | brón! |
| 早朝 | 起きる<命令法><あなたが> |
「早朝、起きろ!」
早朝に働き手や家族へかけるくだけた命令。命令法はむき出しの語幹で表す。改まった場では上向きの願望法に言い換える。
日の出の前後、家や作業場が動き出すまでの粗い時間帯を表す日常語。宮廷の昼夜十区分とは別の枠組みで用いられ、帳簿の約束や村の言い合わせで単独の時間枠として立つ。日の出そのものの出来事ではなく、暗さと明るさが同居する前後の幅を含む。
軽性子音語幹名詞
古高原語 *áumel「明ける境」から。語根 *mel- は、夜と昼のあいだの薄明かりを表した古い語根と考えられる。
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