小説
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星盤
白と黒の石を動かす盤上遊戯。またその盤。
sén þíndel só!
読み:セーン シンデル ソー!
| sén | þíndel | só! |
| 見る<命令法><あなたが> | 星盤<対格> | この<重性> |
「この星盤を見て。」
日常の呼びかけ。命令法2人称単数は語幹のみで、þíndel は重性名詞の単数対格として無標で現れる。指示詞 só は名詞の重性を示す。
na éso þíndel sárvo.
読み:ナ エーソ シンデル サルヴォ。
| na | és-o | þíndel | sárvo. |
| <〜ない> | いる-<(重いものが)> | 星盤<主格> | 禁忌<主格> |
「星盤は禁忌ではない。」
作法書や儀礼の説明で用いる名詞述語文。否定の直説法は na を動詞の前に置く。動詞 és- は主語 þíndel の重性単数に合わせて -o を取り、述語名詞 sárvo は主格のまま後に置く。
白と黒の石を動かす盤上遊戯、星盤の名前。盤そのものも指す。もとは星の司のなかで、星の巡りや暦の日数を数えるための数え盤を指した古い語で、遊びが外へ広まったときに名前もそのまま移った。盤の上の点は星座の名で呼ぶ「座」で、石は星と呼ばない(呼ぶのは無作法)。縁の町の炉でも、冬の夜の遊びとして年寄りから子どもまで打つ。
重性・子音語幹。主対 þíndel、属 þíndelos、与 þíndeloi、複 þíndelul。綴りは〈þindela〉。派生動詞 þindelér-「星盤を打つ」。
古高原語 *þíndela。星の司の古い用語。古い語末母音の脱落で -a が落ちた。もとの意味は「線の引かれた板」とも言われるが、確かではない。
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