小説
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鼻
顔の中央に突き出た、呼吸と匂いの通り道。体部位。
snémbim þúlo némes
読み:スネンビン スーロ ネーメス
| snémb-im | þúlo | ném-es |
| こする-<私が> | 鼻<対格> | <私>-<属格> |
「私は鼻をこする。」
身体動作を表す日常文。重性o語幹 þúlo は対格も主格と同形で、語を切らずに書く。所有の人称代名詞 némes は名詞句の後ろに置く。動きが伴う場面では婉曲せず þúlo を使う。
éso þúlo húmel
読み:エーソ スーロ フーメル
| és-o | þúlo | húmel |
| いる-<(重いものが)> | 鼻<主格> | 湿った |
「鼻は湿っている。」
医の言葉や書物の地の文のような、状態を述べる文。動詞の後ろに裸の与格がないため存在文ではなく状態述語として読む。þúlo は重性なので存在・繋辞 éso は重性3単 -o をとる。改まった文書では婉曲表現に言い換えることがあるが、医の言葉では直接 þúlo を使う。
顔の中央、額と口の間に突き出た部分。呼吸と匂いの通り道。体部位なので重性。ふだんの体部位の名称として、鼻を鳴らす・こする・曲がったなどの具体的な動作や状態を言う場面で使われる。改まった文書では「息の通り道」という婉曲表現に言い換えることがあるが、医の言葉や、動きが伴う場面ではそのまま þúlo を使う。
重性o語幹。属格 þúlos、与格 þúloi、双数 þúlou、複数 þúlul。
古高原語 *þulō から。*u が古い複数主格語尾 *-ai の *i に引かれて ü になった(ウムラウト)。*ō は o に短縮した。
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