þúumo

品詞
名詞
意味
濃霧
発音
[ˈθuumo]
読み
スーモ
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 濃霧

    隣の人も見えないほど濃い霧。

    éso þúumo séndoi, na sénim tásan.

    読み:エーソ スーモ センドイ、ナ セーニン ターサン。

    és-oþúumosénd-oi,nasén-imtás-an.
    いる-<(重いものが)>濃霧<主格>ここ-<与格><〜ない>見る-<私が><あなた>-<対格>

    「「ここは濃霧だ。お前が見えない。」」

    霧期に、すぐそばの相手に話しかける日常の言い方。þúumo は重性なので、存在の動詞は éso になる。読点で区切って主節を二つ並べている。後半は直説法なので na で否定する。2人称の tás を使っているので、同輩か目下の相手への話し方になる。

    toríro þúumo, mé hál þelán!

    読み:トリーロ スーモ、メー ハール セラーン!

    tor-ír-oþúumo,méhálþel-án!
    来る-<もし〜なら>-<(重いものが)>濃霧<主格><禁止・願いの打ち消し>呼ぶ<命令法><あなたが>名前-<対格>

    「濃霧が来たら、名を呼ぶな。」

    霧の中で名前を大声で呼ぶと下の国に聞かれる、という禁忌を戒める言い方。条件の節は接続詞を使わず、動詞を仮定法にするだけで作る。þúumo は重性なので -o をとる。禁止は mé+命令法。þúumo は、ふつうの霧 nébro より濃く、隣の人も見えない霧を言う。

    trélau líura si endríña þúumo.

    読み:トレーラウ リーウラ シ エンドリーニャ スーモ。

    trél-aulíurasiendríñaþúumo.
    混ぜる-<双数>女<主格>と子ども<主格>汁<対格>

    「女と子どもが汁をかき混ぜている。」

    単数の主語が二つ並ぶので動詞は双数になる。女と子どもという二人組が粥や汁を混ぜる日常的な場面。þúumo は重性o語幹で対格同形。

    na éso vrunó þúumo

    読み:ナ エーソ ヴルノー スーモ

    naés-ovrunóþúumo
    <〜ない>いる-<(重いものが)>巻き胴<主格>車輪<主格>

    「巻き胴は車輪ではない。」

    作法書や技術書で、巻き胴と車輪の違いを区別する定義文。否定の繋辞文では否定の語 na を文頭に置き、動詞は語根 és と3人称単数重性の語尾 -o に分けて分析する。主語 vrunó と述語名詞 þúumo は主格で置く。

    foumtáula torár þúumo sórel

    読み:フォウンタウラ トラール スーモ ソーレル

    foumtául-atorárþúumosórel
    いただく-<(軽いものが)>客<主格>汁<対格>今日

    「客は今日、汁物をいただく。」

    客をもてなす場面、あるいは礼法書・記録のような改まった叙述での用例。 foumtául- は温かい汁物を含む流質食物の食事を指す婉曲表現である。 foumtáula は三人称単数軽性で、主語 torár が人なので軽性語尾をとり、目的語 þúumo の性は影響しない。 þúumo は重性の o 語幹で、目的語(対格)でも主格と同形になる。

解説

隣に立つ人の姿も見えないほど濃い霧。霧期の霧のうちもっとも重く、下の国の息がもっとも濃く満ちた状態とされる。霧は濃さで呼び分け、足もとが見える程度の薄い霧は nébro に指小辞をつけて言い、ふつうの霧は nébro、手も見えないほどになると þúumo と言う。この霧の中では名前を呼ばず、鈴を鳴らして歩く。

文法

重性・o語幹(④型)。属 þúumos、与 þúumoi。

語源

古高原語 *þúumo から。

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