þreílo

品詞
名詞
意味
しぶき
辞書形
þreílo
発音
[ˈθreilo]
読み
トゥレロ
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. しぶき

    水がぶつかって散った細かい水滴のまとまり。

    un drúnoroi, glǘno þreílo.

    読み:ウン ドルーノロイ、グリューノ スレイロ。

    undrúnor-oi,glǘn-oþreílo.
    内に崖道-<与格>凍る-<(重いものが)>しぶき<主格>

    「崖道では、しぶきが凍る。」

    凍りの頃の日常用法。un+与格で「〜の中で」という場面の枠を作る。þreílo は重性 o 語幹で、単数主格は citation form を保つ。

  2. 濺ぎ

    滝や早瀬のそばで、顔や衣にかかりやすい範囲の水飛沫。

    un lóuroi, púlo þreílo nóumo.

    読み:ウン ローロイ、プーロ スレイロ ノーモ。

    unlóur-oi,púl-oþreílonóumo.
    内に瀬-<与格>軽く叩く-<(重いものが)>濺ぎ<主格>顔<対格>

    「瀬の中では、濺ぎが顔を叩く。」

    意味2の用法。早瀬のそばで身体にかかる範囲の水飛沫を表す。púl- は他動詞で、主語 þreílo に合わせて3人称単数・重性の語尾 -o をとる。

解説

水が岩や地面にぶつかって散った細かい水滴のまとまり。雨(上から降る清い水)や霧(下から湧く息)とは異なり、水の流れが途中で弾けて散った状態を指す。凍りの頃には凍って足場を滑らし、崖道や降ろし場の暮らしで日常的に使う語。宮廷の詩では長川の大滝のしぶきを詠む語としても現れる。日本語話者は þr を「ス」か「ト」に、ei を「エー」に聞き、全体を「トゥレロ」程度に捉える。

文法

重性o語幹(④型)。単主対 þreílo、単属 þreílos、単与 þreíloi、双主対 þreírou、双属与 þreíroun、複主対 þreírul、複属 þreírun、複与 þreíruns。

語源

古高原語 *þreílo- から。子音群 þr- は水が弾ける音の擬態、二重母音 ei- は水滴が広がる様、語末 -o は重い「もの」を示す。

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