小説
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耳
音を聞く器官。両耳は双数 fíndou。
éso fíndo némes klér.
読み:エーソ フィンド ネーメス クレール。
| és-o | fíndo | ném-es | klér. |
| いる-<(重いものが)> | 耳<主格> | <私>-<属格> | 冷たい |
「耳が冷たい。」
凍りの頃によく聞く、くだけた言い方。「AはBだ」の文も繋辞 és- を先頭に置く。fíndo は体の部分なので重性で、繋辞は重性の -o をとる。述語の形容詞 klér は重性・単数・主格なので語尾がない。
léunim virán an aufíndo ausenáres.
読み:レウニン ヴィラーン アン アウフィンド アウセナーレス。
| léun-im | vir-án | an | au-fíndo | au-sen-ár-es. |
| 申す-<私が> | 言葉-<対格> | 上手 | <お〜になる・御〜>-耳<対格> | <お〜になる・御〜>-見る-<〜する人>-<属格> |
「目付殿の御耳に、一言申し上げます。」
目上の人に話を切り出す改まった前置き。léun- は「言う」の謙譲の補充形。目上の人の体の部分には au- をつける。an+対格で「上手へ」、つまり上の人に向けて言葉を届ける感じになる。重性の aufíndo は対格でも主格と同じ形。
耳。両耳は双数 fíndou で言う。詩句や系譜の唱えを聞き分ける器官として、教養と結びつけて語られる。雨の音を「祖先が屋根を叩く音」と聞くのもこの耳である。
名詞・重性・o語幹。属 fíndos、与 fíndoi、双 fíndou、複 fíndul。尊敬形 aufíndo。
古高原語 *fíndo から
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