小説
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嫌う
そのものを受け入れたくないと思う感情を持つ。
flínim ílmo klér.
読み:フリーニン イルモ クレール。
| flín-im | ílmo | klér. |
| 嫌う-<私が> | 水<対格> | 冷たい |
「冷たい水は嫌いだ。」
炉ばたや食事の場で、冷たい水のように口当たりを拒む日常的な言い方。flín-は感情の語だが、構文は通常の他動詞で、経験者は動詞の人称語尾に示し、対象は対格にとる。重性単数のílmoは主格と対格が同形で、対格語尾は形態素として分けない。形容詞klérは名詞の後位に置かれ、重性単数の主格・対格では無標識となる。
flína endríña tambór káil.
読み:フリーナ エンドリーニャ タンボール カイル。
| flín-a | endríña | tambór | káil. |
| 嫌う-<(軽いものが)> | 子<主格> | 雑穀<対格> | 乾いた |
「子どもは乾いた雑穀が嫌いだ。」
食卓で子どもが食べ物を拒む場面。主語éndríñaは人を指す軽性の名詞なので、動詞は3人称単数軽性の-aを取る。対象tambórは重性で、主格・対格同形により対格語尾は形態素として分けない。形容詞káilも重性単数では語尾をもたない。語順はVSOで、目的語句は名詞+形容詞の順になる。
受け入れがたいと思う
不当・不自然・不快だとして、心のうちで拒む。
flínim viráis te na lísa éndra.
読み:フリーニン ヴィライス テ ナ リーサ エンドラ。
| flín-im | vir-áis | te | na | lís-a | éndra. |
| 受け入れがたいと思う-<私が> | 言葉-<〜たちを> | <関係節> | <〜ない> | 書く-<(軽いものが)> | 人<主格> |
「人々が書き残さない言葉は、受け入れがたい。」
帳場や書の文脈で、書き残されない言葉を不当・不自然とみなす言い方。主文の目的語は軽性複合語viráの複対形viráis。関係節はteで導かれ、te句では関係の要となる目的語の空白をそのまま空ける。不定の一般的主語としてéndraを主格に置き、関係節内の動詞lís-aはその軽性の主語に一致する。teは無強勢で、指示詞の強勢あるtéと転写上は区別される。
受け入れがたいものに対して、心を閉じ、拒否の態度を示す感情を表す語。怒りや恐れとちがい、相手を攻撃するよりも、対象を自分の内へ取り入れたくないと感じることを中心とする。物の味、話の筋、約束のあり方など、広く使われる。
子音語根。活用では語根末尾の n に人称・数の語尾が接続する。
古高原語 *flīn-(「受け入れがたいものを前にして唇を結ぶ」)から。
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