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書き留める
話された言葉や出来事を、消えないように字にして留めておくこと。
funeléra lisár þelán aldáres áurenes.
読み:フネレーラ リサール セラーン アルダーレス アウレネス。
| funelér-a | lis-ár | þel-án | aldár-es | áur-en-es. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 名前-<対格> | 王の位-<属格> | 昇る-<〜した・〜された>-<軽性・属格> |
「書記は、高き座の名を書き留める。」
記録の場面の文。属格にすると、分詞も -es で一致して aldáres áurenes「高き座の」となる。王の名は口にできない場合でも、書くことは息を使わないので禁じられない。書くときは上げ書きにする。
funeléra lisár sóur báronul sáindarei.
読み:フネレーラ リサール ソール バーロヌル サインダレイ。
| funelér-a | lis-ár | sóur | báron-ul | sáindar-ei. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 六 | 本-<〜たちを> | 証文-<与格> |
「書記は証文に「六本」と書き留める。」
証文付けの文。証文や帳簿では品名の欄が数の欄とは別にあるので、数の欄には「数詞+量の名詞」だけを書く。会話では量の名詞を省くことが多いが、帳簿・証文・荷札ではほぼ必ず入れる。sáindar「証文」は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。
funeléra lisár tambór houmárar.
読み:フネレーラ リサール タンボール ホウマーラル。
| funelér-a | lisár | tambór | houmár-ar. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書記<主格> | 雑穀<対格> | 家の主-<〜らの> |
「書記は家の主たちの雑穀を書き留める。」
役所の書記の務めを言う文。税として納められた雑穀を、家ごとに書き留めておく。tambór は重性なので、対格は主格と同じ形。houmárar は複数属格で「家の主たちの」。
funeléra lourvirár sárvo sóndelei.
読み:フネレーラ ロウルヴィラール サルヴォ ソンデレイ。
| funelér-a | lourvirár | sárvo | sóndel-ei. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 系譜読み<主格> | 禁じられた名<対格> | 書物-<与格> |
「系譜読みは、禁じられた名を書物に書き留める。」
家の記録の作法を述べた文。死後一年は口にできない名前も、書くことは息を使わないので禁じられず、系譜読みは書き入れておく。重性の sárvo は、主格と対格が同じ形になる。語順は「動詞–主語–目的語–与格」の基本の形。
funelér þelá, ende.
読み:フネレール セラー、エンデ。
| funelér | þelá, | ende. |
| 書き留める<命令法><あなたが> | 名前 | どうぞ |
「名前を書き留めてくれ、頼む。」
縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で、目的語は格語尾の落ちた形 þelá を使い、ende を添える。命令法と同じ形だが、市では無礼にならない。口にしてはいけない名前でも書くことは許されるので、名前は書き留めて伝えることが多い。
funeléran lisárai sélvanan.
読み:フネレーラン リサーライ セルヴァナン。
| funelér-an | lis-ár-ai | sélvan-an. |
| 書き留める-<彼らが> | 書く-<〜する人>-<〜たちが> | セルヴァン-<対格> |
「書記たちはセルヴァンの名を書き留める。」
言葉を消えないように字にして留めることを表す動詞。書くことは息を使わないので、口にしてはいけない名前でも書き留めてかまわない。直説法の3人称複数 -an には強勢がないので、強勢は -ér- に残る。
funeléra lisár ré éso louríño rúndel ín an orénoi.
読み:フネレーラ リサール レー エーソ ロウリーニョ ルンデル イーン アン オレーノイ。
| funelér-a | lis-ár | ré | és-o | louríño | rúndel | ín | an | orén-oi. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | <〜と(節)> | いる-<(重いものが)> | 小瀬<主格> | 速い | 一 | 上手 | 縁-<与格> |
「書記は「縁の上手に速い小瀬がある」と書き留める。」
書物・記録の場面。ré の後の引用節は存在文。存在文で an orénoi を場所として置くため、名詞句を不定の閉じ ín で閉じてから前置詞句を置く。この閉じがないと、形容詞のすぐ後ろの an+与格は比較として読まれる。形容詞 rúndel は名詞の後ろに置く。
funelérim fláumo un plánan.
読み:フネレーリン フラウモ ウン プラーナン。
| funelér-im | fláumo | un | plán-an. |
| 書き留める-<私が> | 枠<対格> | 内に | 帳簿-<対格> |
「帳簿に枠を書き留める。」
帳簿・書記の場面。fláumo は重性o語幹で、単数の主格と対格は同形。un+対格で「〜の中へ」。
funeléra lisár aldarviran.
読み:フネレーラ リサール アルダルヴィラン。
| funelér-a | lisár | aldarvir-an |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書記<主格> | 敬称-<対格> |
「書記が敬称を書き留める。」
帳場・記録の場面。動詞 funelér- は「書き留める」で、対象を対格にとる。lisár は行為者名詞。人の名ではなく、座や役で言い表す言い換えそのものを帳簿用語として記す用法。意味1。
funeléra lisár ré elþaséna senár fáron.
読み:フネレーラ リサール レー エルサセーナ セナール ファーロン。
| funelér-a | lisár | ré | elþasén-a | senár | fáron. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書記<主格> | <〜と(節)> | 火に透かして見る-<(軽いものが)> | 目付<主格> | 荷<対格> |
「書記が、目付が荷を火に透かして見た、と書き留めた。」
funelér- の補文を ré で受ける書物・記録文体。主節では funeléra が lisár に一致し、ré 節では elþaséna が senár に一致する。時制は語形に表れず、記録としての過去は文脈で読む。
funeléra lisár próunan sé.
読み:フネレーラ リサール プローナン セー。
| funelér-a | lis-ár | próun-an | sé. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 正当な所有者-<対格> | この<軽性> |
「書記がこの正当な所有者を書き留める。」
帳簿・記録の場面。帳簿上の帰属先として、正当な所有者を名指しして記す。próun は人を指すので軽性。単数対格は próunan。指示詞 sé は性を示し、格では変化しない。
funeléra lisár kloníño sáves.
読み:フネレーラ リサール クロニーニョ サーヴェス。
| funelér-a | lis-ár | kloníño | sáv-es. |
| 書き留める-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 小さな継ぎ目<対格> | 匙-<属格> |
「書記は匙の小さな継ぎ目を書き留める。」
帳簿・記録の文体。動詞–主語–目的語。目的語 kloníño は重性で、対格が主格と同形。所属を示す sáves は名詞の後ろの属格で、語根に強勢を保つ。
高原では、言葉は息として上へ昇って消えるので、字はそれを紙に「つなぎ止める」技だと考えられている。この動詞はその考え方をそのまま表している。法・系譜・年代記・取引の記録について使う。
完了語根 funeléer-。分詞 funeléren「記録された」
fúnel「綱」+-ér-「名詞から動詞を作る」。もとは「綱をかけて繋ぐ」。
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