funelér-

品詞
動詞(他動詞)
意味
書き留める
辞書形
funeléra
発音
[funeˈlera]
読み
フネレーラ
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 書き留める

    話された言葉や出来事を、消えないように字にして留めておくこと。

    funeléra lisár þelán aldáres áurenes.

    読み:フネレーラ リサール セラーン アルダーレス アウレネス。

    funelér-alis-árþel-ánaldár-esáur-en-es.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人>名前-<対格>王の位-<属格>昇る-<〜した・〜された>-<軽性・属格>

    「書記は、高き座の名を書き留める。」

    記録の場面の文。属格にすると、分詞も -es で一致して aldáres áurenes「高き座の」となる。王の名は口にできない場合でも、書くことは息を使わないので禁じられない。書くときは上げ書きにする。

    funeléra lisár sóur báronul sáindarei.

    読み:フネレーラ リサール ソール バーロヌル サインダレイ。

    funelér-alis-ársóurbáron-ulsáindar-ei.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人>六本-<〜たちを>証文-<与格>

    「書記は証文に「六本」と書き留める。」

    証文付けの文。証文や帳簿では品名の欄が数の欄とは別にあるので、数の欄には「数詞+量の名詞」だけを書く。会話では量の名詞を省くことが多いが、帳簿・証文・荷札ではほぼ必ず入れる。sáindar「証文」は軽性の子音語幹なので、与格は -ei になる。

    funeléra lisár tambór houmárar.

    読み:フネレーラ リサール タンボール ホウマーラル。

    funelér-alisártambórhoumár-ar.
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格>雑穀<対格>家の主-<〜らの>

    「書記は家の主たちの雑穀を書き留める。」

    役所の書記の務めを言う文。税として納められた雑穀を、家ごとに書き留めておく。tambór は重性なので、対格は主格と同じ形。houmárar は複数属格で「家の主たちの」。

    funeléra lourvirár sárvo sóndelei.

    読み:フネレーラ ロウルヴィラール サルヴォ ソンデレイ。

    funelér-alourvirársárvosóndel-ei.
    書き留める-<(軽いものが)>系譜読み<主格>禁じられた名<対格>書物-<与格>

    「系譜読みは、禁じられた名を書物に書き留める。」

    家の記録の作法を述べた文。死後一年は口にできない名前も、書くことは息を使わないので禁じられず、系譜読みは書き入れておく。重性の sárvo は、主格と対格が同じ形になる。語順は「動詞–主語–目的語–与格」の基本の形。

    funelér þelá, ende.

    読み:フネレール セラー、エンデ。

    funelérþelá,ende.
    書き留める<命令法><あなたが>名前どうぞ

    「名前を書き留めてくれ、頼む。」

    縁の市の取引言葉。動詞はむき出しの語幹で、目的語は格語尾の落ちた形 þelá を使い、ende を添える。命令法と同じ形だが、市では無礼にならない。口にしてはいけない名前でも書くことは許されるので、名前は書き留めて伝えることが多い。

    funeléran lisárai sélvanan.

    読み:フネレーラン リサーライ セルヴァナン。

    funelér-anlis-ár-aisélvan-an.
    書き留める-<彼らが>書く-<〜する人>-<〜たちが>セルヴァン-<対格>

    「書記たちはセルヴァンの名を書き留める。」

    言葉を消えないように字にして留めることを表す動詞。書くことは息を使わないので、口にしてはいけない名前でも書き留めてかまわない。直説法の3人称複数 -an には強勢がないので、強勢は -ér- に残る。

    funeléra lisár ré éso louríño rúndel ín an orénoi.

    読み:フネレーラ リサール レー エーソ ロウリーニョ ルンデル イーン アン オレーノイ。

    funelér-alis-árréés-olouríñorúndelínanorén-oi.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人><〜と(節)>いる-<(重いものが)>小瀬<主格>速い一上手縁-<与格>

    「書記は「縁の上手に速い小瀬がある」と書き留める。」

    書物・記録の場面。ré の後の引用節は存在文。存在文で an orénoi を場所として置くため、名詞句を不定の閉じ ín で閉じてから前置詞句を置く。この閉じがないと、形容詞のすぐ後ろの an+与格は比較として読まれる。形容詞 rúndel は名詞の後ろに置く。

    funelérim fláumo un plánan.

    読み:フネレーリン フラウモ ウン プラーナン。

    funelér-imfláumounplán-an.
    書き留める-<私が>枠<対格>内に帳簿-<対格>

    「帳簿に枠を書き留める。」

    帳簿・書記の場面。fláumo は重性o語幹で、単数の主格と対格は同形。un+対格で「〜の中へ」。

    funeléra lisár aldarviran.

    読み:フネレーラ リサール アルダルヴィラン。

    funelér-alisáraldarvir-an
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格>敬称-<対格>

    「書記が敬称を書き留める。」

    帳場・記録の場面。動詞 funelér- は「書き留める」で、対象を対格にとる。lisár は行為者名詞。人の名ではなく、座や役で言い表す言い換えそのものを帳簿用語として記す用法。意味1。

    funeléra lisár ré elþaséna senár fáron.

    読み:フネレーラ リサール レー エルサセーナ セナール ファーロン。

    funelér-alisárréelþasén-asenárfáron.
    書き留める-<(軽いものが)>書記<主格><〜と(節)>火に透かして見る-<(軽いものが)>目付<主格>荷<対格>

    「書記が、目付が荷を火に透かして見た、と書き留めた。」

    funelér- の補文を ré で受ける書物・記録文体。主節では funeléra が lisár に一致し、ré 節では elþaséna が senár に一致する。時制は語形に表れず、記録としての過去は文脈で読む。

    funeléra lisár próunan sé.

    読み:フネレーラ リサール プローナン セー。

    funelér-alis-árpróun-ansé.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人>正当な所有者-<対格>この<軽性>

    「書記がこの正当な所有者を書き留める。」

    帳簿・記録の場面。帳簿上の帰属先として、正当な所有者を名指しして記す。próun は人を指すので軽性。単数対格は próunan。指示詞 sé は性を示し、格では変化しない。

    funeléra lisár kloníño sáves.

    読み:フネレーラ リサール クロニーニョ サーヴェス。

    funelér-alis-árkloníñosáv-es.
    書き留める-<(軽いものが)>書く-<〜する人>小さな継ぎ目<対格>匙-<属格>

    「書記は匙の小さな継ぎ目を書き留める。」

    帳簿・記録の文体。動詞–主語–目的語。目的語 kloníño は重性で、対格が主格と同形。所属を示す sáves は名詞の後ろの属格で、語根に強勢を保つ。

解説

高原では、言葉は息として上へ昇って消えるので、字はそれを紙に「つなぎ止める」技だと考えられている。この動詞はその考え方をそのまま表している。法・系譜・年代記・取引の記録について使う。

文法

完了語根 funeléer-。分詞 funeléren「記録された」

語源

fúnel「綱」+-ér-「名詞から動詞を作る」。もとは「綱をかけて繋ぐ」。

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