小説
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脛
膝と足首のあいだの脚部。すね前面とふくらはぎをまとめて指す、下腿の身体語。
éso frumó gáuloi némes.
読み:エーソ フルモー ガウロイ ネーメス。
| és-o | frumó | gául-oi | ném-es. |
| いる-<(重いものが)> | 傷<主格> | 脛-<与格> | <私>-<属格> |
「私の脛に傷がある。」
日常の身体に関する文。gáulは重性の身体名詞で、体部に傷・不調があることを言う際、体部に与格単数、所有者をその直後に属格で添える。存在の動詞és-は主語であるfrumó(傷)の重性単数に一致し、gáuloiは主語ではない。
un drúnoroi, þráilo gául só.
読み:ウン ドルーノロイ、スライロ ガウル ソー。
| un | drúnor-oi, | þráil-o | gául | só. |
| 内に | 崖道-<与格> | しびれる-<(重いものが)> | 脛<主格> | この<重性> |
「崖道では、この脛がしびれる。」
崖道をun+与格で動詞前の場面に置き、身体の状態を言う日常文。gáulは重性単数主語として動詞þráil-を重性の語尾-oで受け取る。指示詞sóは名詞句の末尾に置かれ、格ではなく性で形を選ぶ。
身体語。膝と足首のあいだの脚部を指す基本語。すねの前面だけでなく、ふくらはぎを含む下腿全体をさす。荷担ぎ、崖道、段々畑などの作業で、膝から下の傷・だるさ・冷えを言うときの日常語である。膝を指す klóno や、足・脚全体を指す tról と区別される。
名詞。重性・子音語幹。身体語彙として重性で受ける。
古高原語 *gáula- から。語末の *-a が古い語末母音の脱落で落ち、子音語幹になった。脚部を示す古い身体語根 *-gaul- に、古い主格語尾 *-a が付いていた形。
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