gúm-

品詞
動詞
意味
くぐもる
発音
[ˈgum]
読み
グム
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. くぐもる

    音が湿った空気に覆われ、どこから来るのか、何が鳴っているのかがはっきりしなくなる。

    un nébroi, gúma tíula.

    読み:ウン ネーブロイ、グーマ ティーウラ。

    unnébr-oi,gúm-atíula
    内に霧-<与格>くぐもる-<(軽いものが)>音<主格>

    「霧のなかでは、音がくぐもる。」

    日常の霧中の状況で使う文。場所の与格に un を添える。主体は tíula「音」。音は軽性なので、動詞は3人称単数・軽性の -a になる。

    lúin tór-o nébro es orénos, gúma tíula.

    読み:ルーイン トーロ ネーブロ エス オレーノス、グーマ ティーウラ。

    lúintór-onébroesorén-os,gúm-atíula
    とき来る-<(重いものが)>霧<主格>から縁-<属格>くぐもる-<(軽いものが)>音<主格>

    「縁から霧が上がってくると、音がくぐもる。」

    縁や崖道の日常語としての場面。主節・従属節ともに動詞を先頭にする。霧 nébro は重性なので、来るの動詞は3人称単数・重性の -o になる。es は属格と組んで「〜から」。

  2. 声がくぐもる

    人の声が湿り気のためにぼやけ、聞き分けにくくなる。

    un nébroi, gúma tíula faronáres.

    読み:ウン ネーブロイ、グーマ ティーウラ ファロナーレス。

    unnébr-oi,gúm-atíulafaronár-es
    内に霧-<与格>くぐもる-<(軽いものが)>音<主格>運び人-<属格>

    「霧のなかでは、運び人の声がくぐもる。」

    tíula に属格を添えた名詞句で、人に関わる音=声として読む。運び人 faronár は人の語なので軽性。動詞は主語の tíula に一致して軽性の3人称単数になる。

    nebrálvoi, gúma tíula lourviráres.

    読み:ネブラルヴォイ、グーマ ティーウラ ロウルヴィラーレス。

    nebrálv-oi,gúm-atíulalourvirár-es
    霧期-<与格>くぐもる-<(軽いものが)>音<主格>系譜読み-<属格>

    「霧の季節には、系譜読みの声がくぐもる。」

    書物や記録の記述に近い、季節を場面とする文。nebrálvo「霧期」の与格が場面を示す。系譜読み lourvirár は人の語で軽性。tíula lourvirár で「系譜読みが唱える声」という読みになる。

解説

声・綱の軋み・物の音などが、湿った空気や霧に包まれて、その出どころと輪郭がぼやけることを言う。音そのものが小さくなる、反響する、静まる、声を呑むとは違う。霧の季節や崖道で、呼びかけが返事として通じるか、危険の音かどうかを見分けにくい状況を表す日常語として使う。改まった書語よりも、縁や崖道の生活語に多い。

文法

動詞。主語には音・声・気象環境を取って使う。

語源

古高原語 *gum-「湿った包みで覆う」から。

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