小説
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熊
森の帯と北の高みにすむ熊。
mána gúrnal méldo.
読み:マーナ グルナル メルド。
| mán-a | gúrnal | méldo. |
| 食べる-<(軽いものが)> | 熊<主格> | 蜜<対格> |
「熊は蜜を食べる。」
森の生き物について述べる、一般的な事実の文。時制がないので、習慣も直説法で言う。gúrnal は軽性の子音語幹なので、動詞は -a をとる。
mé gélir du véinor, ésa gúrnal téndoi.
読み:メー ゲーリル ドゥ ヴェーノル、エーサ グルナル テンドイ。
| mé | gél-ir | du | véinor, | és-a | gúrnal | ténd-oi. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 行く-<皆で〜せよ> | 下手 | 湖<対格> | いる-<(軽いものが)> | 熊<主格> | あそこ-<与格> |
「「湖へ下りていくな。あそこには熊がいる。」」
森の村の年長者が若者たちに言う注意。禁止は「mé+命令法」で言い、相手が複数なので命令法の -ir を使う。後ろの節は存在文で、主語の gúrnal が軽性・単数なので ésa になる。
力の強いもの
力の強い者や物のたとえ。
ésa kelár sé gúrnal.
読み:エーサ ケラール セー グルナル。
| és-a | kel-ár | sé | gúrnal. |
| いる-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人> | この<軽性> | 力の強いもの |
「この樵は熊のような力持ちだ。」
人を gúrnal にたとえて、力の強さをほめる言い方。森の言葉でも崖道の言葉でもよく使う。人を熊にたとえても軽性のままなので、侮辱にはならない。指示詞 sé は名詞の後ろに置く。
faronéra gúrnal té gandér si fáron.
読み:ファロネーラ グルナル テー ガンデール シ ファーロン。
| faronér-a | gúrnal | té | gandér | si | fáron. |
| 担ぐ-<(軽いものが)> | 力の強いもの<主格> | あの<軽性> | 硬木<対格> | と | 荷<対格> |
「あの力持ちは、硬木も荷もいっしょに担ぐ。」
運び人どうしで、大げさにほめたり冷やかしたりするときの言い方。gúrnal té の té は強勢のある指示詞で、後ろに動詞が来ないので、関係節の te ではない。si で目的語を二つ並べている。
森の帯と北の高みにすむ熊。氏族のしるしにされる獣の一つで、比喩としても使われる。
軽性・子音語幹(②型)。対 gúrnalan、属 gúrnales、複 gúrnalai。
古い森の語。
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