小説
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ざわめく(炉が揺れる)
複数の人が同時に低く小声で声を出すこと。集まる場(炉・広場)の内側で声の層が揺れている比喩。
houmkrúelo mérvo só.
読み:ホウンクルーエロ メルヴォ ソー。
| houmkrúel-o | mérvo | só |
| ざわめく-<(重いものが)> | 村<主格> | この<重性> |
「この村がざわめいている。」
単数の集団名詞 mérvo「村」を主語に取る用法。炉ばたや広場に集まった人々を、村という一つの単位として受ける。重性o語幹の単数主格 mérvo に対して、動詞は重性単数語尾 -o で一致する。指示詞 só は重性名詞句の後に置く。
houmkrúelo houmbrúndo só.
読み:ホウンクルーエロ ホウンブルンド ソー。
| houmkrúel-o | houmbrúndo | só |
| ざわめく-<(重いものが)> | 寄り合い<主格> | この<重性> |
「この寄り合いがざわめいている。」
houmbrúndo「寄り合い」は炉ばたに集まった場そのもの、または集まりの総称として使える。これも単数の集団名詞として重性o語幹に扱い、動詞は -o で一致する。見知らぬ者や予期せぬ話が出たとき、集まりの内で声の層が低く揺れる様子を表す。
ざわつく(炉の揺れが広がる)
ざわめきが広がり、声の層が厚くなること。炉の揺れが全体に及ぶ状態。
houmkrúelo mérvo, duói houmkrúelo houmbrúndo.
読み:ホウンクルーエロ メルヴォ、ドゥオイ ホウンクルーエロ ホウンブルンド。
| houmkrúel-o | mérvo, | duói | houmkrúel-o | houmbrúndo |
| ざわつく-<(重いものが)> | 村<主格> | それから | ざわつく-<(重いものが)> | 寄り合い<主格> |
「村がざわつき、それから寄り合いがざわつく。」
duói「それから」で出来事の順序を示し、ざわつきが村から寄り合いへと及んでいく感覚を出す。書き言葉や年代記風に、同じ動詞を繰り返して広がりや厚みを表すことができる。節は主節として duói の前に区切りの読点を打つ。
houmkrúelau mérvo si houmbrúndo.
読み:ホウンクルーエラウ メルヴォ シ ホウンブルンド。
| houmkrúel-au | mérvo | si | houmbrúndo |
| ざわつく-<双数> | 村<主格> | と | 寄り合い<主格> |
「村も寄り合いもざわついている。」
単数名詞 mérvo と houmbrúndo を si で結ぶと、動詞は双数語尾 -au をとる。二つの単数集団に同時にざわめきが及んでいる状態を表す。双数の動詞は人称・性を区別しないので、重性語幹同士でもこの形が使える。
炉(集まる場)が揺れる、という比喩で、複数の人が同時に低く小声で声を出すことを言う。houm「炉」は家の中心であり、集まりの中心を指す。krúel-「動く・揺れる」は、火の光が揺れるような、穏やかで内側への動き。外へ向かう騒ぎとは異なり、集団の内側で声の層が揺れている状態を表す。村の炉ばたや広場で、見知らぬ者が現れたとき、人々が低くささやき合う様子に使う。
自動詞。3人称単数で軽・重を区別(houmkrúela / houmkrúelo)。完了語根 houmkrúels-(長母音の語根に-s-)。
houm「炉」+krúel-「動く・揺れる」。複合語(比喩)。
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