kráum

品詞
名詞
意味
露岩
辞書形
kráum
発音
[ˈkraum]
読み
クラウム
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 露岩

    地表にむき出しになっている自然の岩。丘の尾根や峡谷で、土壌を覆っていたものが剥き出しになった岩塊を指す。

    sénim kráum só

    読み:セーニン クラウン ソー

    sén-imkráumsó
    見る-<私が>露岩<対格>この<重性>

    「私はこの露岩を見る。」

    日常の案内で使える簡単な文。kráumは重性名詞なので対格も主格と同形である。指示詞 só は重性の名詞句の終わりに置かれる。

  2. 崖壁

    崖や峡谷の、垂直ないし急な自然の岩壁面。切り立った自然の壁そのものを指す。

    mé duliþésa fáron es kráumos só

    読み:メー ドゥリセーサ ファーロン エス クラウモス ソー

    médul-iþ-és-afároneskráum-ossó
    <禁止・願いの打ち消し>下る-<〜させる>-<〜すべし>-<(軽いものが)>荷<対格>から露岩-<属格>この<重性>

    「この崖壁から荷を落とすな。」

    碑文や市の禁令のような改まった禁止表現。当為法が無主語のまま使われている。es+属格で「〜から」。ここでの kráum は、崩れやすい崖壁・崖縁を指している。

  3. 岩棚

    崖壁から横に突き出た自然の棚。地形としての棚を指し、人工の棚板や積石の棚は指さない。

    hélau dáun kráumoi só

    読み:ヘーラウ ダウン クラウモイ ソー

    hél-audáunkráum-oisó
    座る-<双数>二人<主格>露岩-<与格>この<重性>

    「二人はこの岩棚に休む。」

    移動中の短い休憩を表す日常文。双数の主語 dáun は省略できない。自然の棚として与格 kráumoi を裸で受ける。人工の棚板には kráum を使わない。

解説

高原の地形語。地表に露出した自然の岩塊一般を指し、露岩、崖壁、岩棚、石の帯の急な岩場までを含む。採石で切り離した石、積んだ石、挽いた石、小さな石には使わない。重く動くことのない土地の一部として見なされ、境界や崖の話題では、その場の地面そのものではなく、自然のままの岩の塊として言及する。

文法

重性・子音語幹。単数主格・対格 kráum。古高原語 *kráuma の古い主格語尾 *-a が古い脱落で落ちて kráum となった。属格は kráumos の形になる。

語源

古高原語 *kráuma から。古い主格語尾 *-a が古い脱落で落ち、kráum となった。

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