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姿勢を固めて動かない
人が自らの体幹や重心を揺らさず、姿勢を崩さないままでいる。吊られた人に「動くな」「体勢を崩すな」と命じる定型に用いる。
krínim.
読み:クリーニン。
| krín-im. |
| 固めて動かない-<私が> |
「(私は)姿勢を固めて動かない。」
吊り上げや崖道での移動の前に、自分の体幹や重心を保っていることを述べる日常の言い方。主語の人称は動詞語尾 -im で示し、代名詞は添えない。krín- は単純に動きを止めるより強く、姿勢と緊張を保つ意味合いがある。
(綱・荷が)揺れずに張ったままある
吊り具や荷が、風に振られたり姿勢を崩したりせず、同じ位置に保たれている状態を表す。
krínau fúnel si fáron.
読み:クリーナウ フーネル シ ファーロン。
| krín-au | fúnel | si | fáron. |
| 固めて動かない-<双数> | 綱<主格> | と | 荷<主格> |
「綱と荷は、揺れずに張ったままだ。」
状態を簡潔に記した記録向きの文。単数の名詞二つを si で並べると、動詞は双数になる。krín- の意味2で、綱や荷が風に振られず、同じ位置に保たれている状態を表す。
体幹・重心・姿勢を固め、揺れや傾きを出さないでいることを表す動詞。吊り上げ中に吊られた人・荷に対して、体勢を崩さず、風に振られず、自分から位置を変えないよう命じる語として使う。動きの有無だけを止める þál- より強く、保持すべき姿勢や緊張を保つ含みがある。縁の市や降ろし場では、吊られた者への短い命令として用いられる。禁止では mé +命令法で、姿勢を崩すなという強い指示になる。
語根に主強勢がある。命令法では語幹そのまま krín。禁止では mé krín! の形になる。
古高原語 *krīna-「(綱・柱などが)ぴんと張って動かない」から。語末母音が落ち、語根末に鼻音が残った形。
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