小説
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取っ手
動詞「kráil-(手に持つ)」から派生した形。道具・容器の握る部分。
kráilim krailó kórvos.
読み:クライリン クライロー コルヴォス。
| kráil-im | krail-ó | kórv-os |
| 手に持つ-<私が> | 手に持つ-<〜するもの(重)・重性・対格> | 倉-<属格> |
「私は倉の取っ手を持つ。」
動詞kráil-の1人称単数形。主語代名詞は一致語尾で省略し、対格の目的語として名詞句krailó kórvosを受ける。属格kórv-osは接尾辞-osを使う。
kráiso krailó kórvos.
読み:クライソ クライロー コルヴォス。
| kráis-o | krail-ó | kórv-os |
| 割れる<〜し終えた>-<(重いものが)> | 手に持つ-<〜するもの(重)・重性・主格> | 倉-<属格> |
「倉の取っ手が割れた。」
自動詞krás-の完了語根kráis-に重性単数主語krailóに対する一致語尾-oがつき、kráisoとなる。時制語形はないが完了相のため、文脈によっては現在結果的「割れている」とも取る。属格kórv-osは接尾辞-osを使う。
持ち部
改まった場や宮廷の道具目録で用いられる呼称。本来的な役割を果たす正式な握り部分を指し、粗末な仮付けの部品は含めない。
éso krailó ível kumbóros só.
読み:エーソ クライロー イーヴェル クンボーロス ソー。
| és-o | krailó | ível | kumbór-os | só. |
| いる-<(重いものが)> | 持ち部<主格> | 新しい | 青銅-<属格> | この<重性> |
「ここに、この新しい青銅の持ち部がある。」
日常の道具の場面。存在の文 éso は、重性の主語 krailó に一致する。krailó は重性o語幹の単数主格で、対格も同じ形。形容詞 ível(新しい)と材料を示す属格 kumbór-os を伴い、重性の指示詞 só が名詞句を閉じる。意味2では、単なる取っ手ではなく、正式な持ち部を示す語として用いられる。
動詞「kráil-(手に持つ)」に名詞化接辞「-ó」がついた形。もとは「手に添えるもの」を指したが、道具や容器の握る部分に専化した。文法上は重性で変化し、荷札や帳簿でも素材と同じ重性で受ける。改まった場では「持ち部」という意味合いが強く、粗末な代打ちの握り紐や枝は指さない。高原語の派生規則に厳密に従い、語の意味が形態から透けて見える。
重性・o語幹。主格・対格 krailó、属格 kráilos、与格 kráiloi など規則変化。語末の o は強勢のない短母音として発音される。
kráil-(手に持つ)+ -ó(〜するもの・〜の部)
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