lím

品詞
数詞
意味
五
発音
[ˈlim]
読み
リン
分野
数詞・数量

意味

  1. 五

    数の五。後ろの名詞は複数になる。

    vánda senár lím gandérul.

    読み:ヴァンダ セナール リーン ガンデールル。

    vánd-asen-árlímgandér-ul.
    量る-<(軽いものが)>見る-<〜する人>五硬木-<〜たちを>

    「目付が硬木を五本量る。」

    降ろし場での会話。lím の後ろなので名詞は複数になり、重性の gandér は複数対格 -ul をとる。話し言葉なので量の名詞 báron を省いている。森の言葉では lími とも言う。

    sénim lím kelárais.

    読み:セーニン リーン ケラーライス。

    sén-imlímkel-ár-ais.
    見る-<私が>五伐る-<〜する人>-<〜たちを>

    「樵が五人見える。」

    くだけた日常会話。樵は目下の働き手なので、数詞で数えてかまわない(目上の人は数えない)。kelár は軽性の子音語幹で、複数対格は -ais になる。

    léisim lím sándorul un plánan.

    読み:レーシン リーン サンドルル ウン プラーナン。

    léis-imlímsándor-ulunplán-an.
    書く<〜し終えた>-<私が>五穂-<〜たちを>中に帳簿-<対格>

    「帳簿に穂を五つ書き込んだ。」

    帳簿の記入文。sándor は脱穀前の穂を数える単位として使うため、分類器なしで数詞と直接組み合わせる。plána は軽性a語幹で、対格語尾 -an が現れる。

    rímbim lím márul fúnelos.

    読み:リンビン リーン マールル フーネロス。

    rímb-imlímmár-ulfúnel-os.
    数える-<私が>五手(長さの単位)-<〜たちを>綱-<属格>

    「綱の五手分を数える。」

    帳簿・記録での数量の言い方。数詞+単位 márul+対象の属格 fúnelos という定型で、「五手分の綱」を表す。単位としての már は重性の名詞として働く。

解説

基数の「五」。名詞の前に置き、後ろの名詞は複数になる。片手の指がそろった数なので、「半分そろった」というくだけた言い回しにも出てくる。都の言葉では lím と言い、保守的な森の言葉では古い形の lími が残っている。綴りは〈limi〉。

文法

数詞。不変化。後続の名詞は複数。森の言葉では lími。

語源

古高原語 *lími から。強勢のある音節のすぐ後ろで、m に続く語末の母音が古い脱落で落ちた。数詞は格変化せず、母音を復元する支えがなかった。

語幹の異形

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