小説
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霧明け
霧の季節を終わらせる、霧の切れ目。
na tóro unlóur nebroþaló.
読み:ナ トーロ ウンロール ネブロサロー。
| na | tór-o | unlóur | nebroþaló. |
| <〜ない> | 来る-<(重いものが)> | まだ | 霧明け<主格> |
「霧明けは、まだ来ていない。」
日常の会話で、霧期を終わらせる区切りがまだ来ていないことを言う文。nebroþalóは重性名詞で、主語になると動詞は3人称単数重性の-oで受ける。unlóurは否定の直説法と組んで「まだ〜していない」を表す。nebroþalóは霧が少し晴れる一時的現象ではなく、霧が下から這い上がらなくなる季節の区切りを指す。
du nebroþaló, na rímba vándar grúndo.
読み:ドゥ ネブロサロー、ナ リンバ ヴァンダル グルンド。
| du | nebroþaló, | na | rímb-a | vándar | grúndo. |
| 下手 | 霧明け<対格> | <〜ない> | 数える-<(軽いものが)> | 商人<主格> | 掛け<対格> |
「霧明けまでは、商人は掛け勘定を数えない。」
帳簿・市の記述で、霧明けを期限として、それまで掛け勘定を数えないことを言う文。du+対格は時間上の「〜まで」を表す。nebroþalóは重性名詞で、単数主格・対格は同形。主語のvándarは軽性なので動詞は3人称単数軽性の-aをとり、grúndoは重性名詞の単数対格で無標識。
霧がその場から退き、霧の季節を終わらせる気象上の区切りを指す。短時間の霧晴れではなく、霧が下から這い上がらなくなるまでの境を呼ぶ語として暦・市・帳簿に使える。霧そのものを重く扱う語法で、「霧が止まる」という素朴な名付けをもつ。
重性 o 語幹。属格 nebroþalós,与格 nebroþaloi など。
nébro「霧」+þál-「止まる」+名詞接尾辞 -ó「〜するもの」。
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