小説
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今夜
いまの夜を、その夜の日課・見張り・待ち合わせ・帰りの時間単位として指す。
houmséna fándo próum.
読み:ホウンセーナ ファンド プローン。
| houmsén-a | fándo | próum. |
| 見守る-<(軽いものが)> | 戸口<対格> | 今夜 |
「今夜、戸口を見守る。」
主語を明示しない、一般の主語としての言い方。fándoは重性o語幹名詞なので、単数対格は無標識で主格と同じ形になる。próumは時を表す語で、時制のない直説法に今夜という範囲を与える。
ké hóines próum?
読み:ケー ホイネス プローン?
| ké | hóin-es | próum? |
| <〜か> | 帰る-<あなたが> | 今夜 |
「今夜、戻るのか?」
日常会話での問い。主語は動詞語尾 -es が示すため代名詞 tás は省略する。時名詞 próum は前置詞・格語尾を伴わない副詞的用法で、動詞句の後に置いている。
próum, na tóra orenvandár.
読み:プローン、ナ トーラ オレンヴァンダール。
| próum, | na | tór-a | orenvandár. |
| 今夜 | <〜ない> | 来る-<(軽いものが)> | 縁商人<主格> |
「今夜、縁商人は来ない。」
記録・報告調の文。時名詞 próum を場面の枠として文頭に置き、読点で区切っている。主語 orenvandár は人を指すため軽性で、否定直説法の語尾は軽性の -a。
夜一般を指す語とは別に、いまを含む一夜を、見張り・帰還・祭祀などの区切りとして数える定型語。単に「この夜」と言うより、その夜に定められた務めの枠として用いられる。副詞的に前置詞を伴わずに使うこともできるが、必要に応じて格変化する。
軽性a語幹。語幹 próum-、辞書形 próuma。時名詞として裸で「今夜」の意味に使える。
古高原語 *próuma から。
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