小説
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水たまり
へこみや道端にたまって、流れないでいる小さな水。
ké éso prúumo an orénoi? na éso.
読み:ケー エーソ プルーモ アン オレーノイ?ナ エーソ。
| ké | é-so | prúumo | an | orén-oi? | na | é-so. |
| <〜か> | 存在-<(重いものが)> | 水たまり<主格> | 上手 | 縁-<与格> | <〜ない> | 存在-<(重いものが)> |
「「縁の上手に水たまりがあるか。」「ない。」」
日常会話。an と与格 orénoi が場所を示す。prúumo は重性o語幹で、単数主格は辞書形のままとする。存在文への否定応答は éso を繰り返す。
mé tróm prúumo!
読み:メー トローン プルーモ!
| mé | tróm | prúumo! |
| <禁止・願いの打ち消し> | 踏む<命令法><あなたが> | 水たまり<対格> |
「水たまりを踏んではいけない。」
日常の戒め。mé に命令法単数を添えて禁止する。重性名詞の単数対格は主格と同形で、prúumo のままとなる。
解け残った水たまり
雨後や解けかけのあとに、地面の窪みに残った浅い水。
anórel, salglǘno prúumo.
読み:アノーレル、サルグリューノ プルーモ。
| anórel, | salglǘn-o | prúumo. |
| 昨日 | 溶ける-<(重いものが)> | 解け残った水たまり<主格> |
「昨日、解け残った水たまりが溶けた。」
記録文。anórel が時を示し、動詞自体に時制語尾はない。salglǘn- は薄氷や解けかけの溶けることを指し、prúumo と組むと解け残りの水たまりの文脈になる。
地面・道・岩のへこみなどにたまって、流れていない小さな水を指す名詞。雨上がり、霜や雪が解けかけたもの、表面だけ薄く氷を張ったものも含む。自然の池・流れ・泉・井戸・人工の甕や桶の水には使わない。下に留まる水として、文法上は重性で扱うのが普通。
重性o語幹。複数形はo語幹の規則に従う。
古高原語 *prūmo- から。本来は「くぼみに残る水」を指し、湖・川・井戸の名には使われなかった。
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