小説
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シルノーラ
旧道の、上から三つ目の岩棚。「霜の棚」。
duláu du sirnóra!
読み:ドゥラウ ドゥ シルノーラ!
| dul-áu | du | sirnóra |
| 下る-<命令法・双数> | 下手 | Sirnóra<対格> |
「二人でシルノーラへ降りていけ!」
旧道を降りるときの日常的な指示。命令法双数 -áu は二人に対して使う。前置詞 du が対格を支配し、旧地名 sirnóra は格標識を持たないまま対格的に解釈される。
旧道の上から三つ目の岩棚。崖の日の当たらない面にあり、凍りの頃でなくても朝は霜が降りる。下りの一日目の夜を明かす棚で、岩壁に煤けた火の跡と、風よけの石積みが残っている。旧道の岩棚の名はどれも古い場所の接尾辞 *-óra を含む。荷担ぎ歌と funelór の年長者の言い方では語末の a まで言う。
固有名詞。重性(岩棚は地上の石なので)。綴りは〈sirnora〉。 属 sirnóros、与 sirnóroi。
sírna「霜」+古い場所の接尾辞 *-óra。「霜の棚」。*-óra は地名にだけ残る(funelór と同じ)。
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