小説
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梁
屋根下・炉上の横方向の主要材。柱や板材ではなく、屋根の荷を横に受け、炉上を覆う横木を指す。
anórel, kráiso dóulin tórvo mór.
読み:アノーレル、クライソ ドーリン トルヴォ モール。
| anórel, | kráis-o | dóulin | tórvo | mór |
| 昨日 | 割れる<〜し終えた>-<(重いものが)> | もう | 梁<主格> | 大きい<主格> |
「昨日、大きな梁がもう割れた。」
肯定の「もう」dóulin は完了相の動詞と組むため、割れる krás- の完了語根 kráis- を用いて kráiso とする。場面の枠 anórel を文頭に置き、相の副詞 dóulin は動詞の直後、主語の前に置く。
wéro ílmo du tórvo.
読み:ウェーロ イルモ ドゥ トルヴォ。
| wér-o | ílmo | du | tórvo |
| 滴る-<(重いものが)> | 水<主格> | 下手 | 梁<対格> |
「梁に水が滴る。」
動詞 wér- は重性の主語 ílmo に一致して 3人称単数重性語尾 -o をとる。水が落ちていく着点は、方向の前置詞 du と重性 o語幹 tórvo の単数対格で示す。重性 o語幹では単数主格と対格が同形で、見出し形 tórvo のまま対格に使える。
屋根の下、炉の上に横方向に渡す主要材を指す語。柱材、板材、屋根板とは区別される。家の中で屋根の荷を受ける横の骨格として、柱の次に重要視される構造材を言い、とくに炉の真上から煙・息・言葉が上へ昇る通り道を下から支える一本をさす。屋築きの語彙として古く、硬木のような「下へ行きたがる木」ではなく、柱向き・縁向きの材を分けて使う職人の言葉ともかかわる。
重性o語幹
古高原語 *tōrwa- から。語根の原義は不明。
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