小説
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かき混ぜる
棒や匙や指で粥・汁・墨などの内容を円運動させて混ぜる。
trélau líura si endríña þúumo.
読み:トレーラウ リーウラ シ エンドリーニャ スーモ。
| trél-au | líura | si | endríña | þúumo. |
| 混ぜる-<双数> | 女<主格> | と | 子ども<主格> | 汁<対格> |
「女と子どもが汁をかき混ぜている。」
単数の主語が二つ並ぶので動詞は双数になる。女と子どもという二人組が粥や汁を混ぜる日常的な場面。þúumo は重性o語幹で対格同形。
(灰を)かき立てる
炉の灰をかき分けて、下に眠る燠(熾火)を再び燃え立たせる。
tréla unlóur ólmar eelþó.
読み:トレーラ ウンロール オルマル エールソー。
| trél-a | unlóur | ólmar | eelþó. |
| 混ぜる-<(軽いものが)> | まだ | 年長者<主格> | 灰<対格> |
「年長者はまだ灰をかき立てている。」
炉ばたの儀礼でも行われる動作。unlóur「まだ」は動詞の直後、主語の前に置く。灰 eelþó は重性o語幹で、単数の対格が主格と同形である。
棒・匙・指で中身を円運動させて混ぜる行為を広く表す。灰をかき分けて燠を起こす、粥を匙で回して火を通す、墨を石の上で練って溶く、汁を鍋の中で回す、などがこの語の範囲に入る。炉ばたの日常の動作として最も頻度の高い語で、くだけた言葉でも改まった言葉でもそのまま使う。
éso trélmo só, téir trélmul.
読み:エーソ トレルモ ソー、テール トレルムル。
| és-o | trélmo | só, | téir | trélm-ul. |
| いる-<(重いものが)> | 棚<主格> | この<重性> | 三 | 棚-<〜たちが> |
「この棚は三段ある。」
意味2。多段棚の高さとしての trélmo を数える例。主語 trélmo は単数、述語名詞 téir trélmul は複数主格。用例では主語に原形 trélmo を立てる。
monlína andaulóura téir kúrmul trélmoi
読み:モンリーナ アンダウローラ テール クルムル トレルモイ
| monlín-a | andaulóura | téir | kúrm-ul | trélm-oi |
| 並べる-<(軽いものが)> | 祖母<主格> | 三 | 壺-<〜たちを> | 棚-<与格> |
「祖母は棚の上に三つの壺を並べる。」
日常の倉・棚まわりの言い方。棚のような場所は裸の与格で置く。数量を示す数詞は名詞の前に置く。
他動詞。直説法3単:tréla(軽性主語)/trélo(重性主語)。
古高原語 *trelo- から。語源不明の動詞語根。tr 子音群が円運動の反復的な動きを象徴する。
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