þáun

品詞
形容詞
意味
薄い
発音
[ˈθaun]
読み
サウン
分野
性質・状態

意味

  1. 薄い

    物体や膜が厚くないこと。板・布・石・氷などの厚みの少なさを言う。

    ésa píma sé þáun.

    読み:エーサ ピーマ セー サウン。

    és-apímaséþáun.
    いる-<(軽いものが)>紙<主格>この<軽性>薄い

    「この紙は薄い。」

    日常の帳場・道具の場面。píma は軽性の名詞なので、存在・繋辞の動詞は軽性の語尾 -a を受ける。指示詞 sé は名詞 píma に性で対応して名詞句の終わりに置かれ、形容詞 þáun は主語に一致して述語となる。

    éso berunglǘn só þáun.

    読み:エーソ ベルングリューン ソー サウン。

    és-oberunglǘnsóþáun.
    いる-<(重いものが)>道氷<主格>この<重性>薄い

    「この道氷は薄い。」

    日常の観察。指示詞 só が名詞句を閉じ、形容詞 þáun が名詞句の外に出ているので、存在文ではなく「この道氷は薄い」という述語文として読む。重性名詞 berunglǘn の単数では形容詞に特別な語尾がつかない。歩行面に張った脆い薄氷(意味2)として、割れやすい性質を述べる。

    éso gromsámon só þáun.

    読み:エーソ グロンサーモン ソー サウン。

    és-ogromsámonsóþáun
    いる-<(重いものが)>肌<主格>この<重性>薄い

    「この肌は薄い。」

    日常語。人の体をおおう薄い皮を指す語で、獣の皮・革とは区別される。名詞句を指示詞 só で閉じ、その後ろの þáun が述語形容詞となる。

  2. 薄い

    色・味・光・気配などが弱く、濃さや強さに欠けること。

解説

厚みの少ないことを表す基本形容詞。板・布・石・氷などの物理的な薄さに使うほか、空の色・味・光・気配などの濃さの薄さにも広がる。対義語は múl「厚い」。帳簿・等級・自然物の描写など、場面を選ばず使える中立的な語。

文法

形容詞。名詞の性・数・格に一致する普通形容詞。比較では an / du を使う。

語源

古高原語 *þáuna「薄い」から。語末の短い母音が落ちて n 止まりの語根になった。

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