þórum

品詞
名詞
意味
火加減
発音
[ˈθorum]
読み
スールム
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 火加減

    火を完全に消さず、熾火寄りに保つための火勢の加減。

    éso þórum sáun.

    読み:エーソ ソールン サウン。

    és-oþórumsáun.
    いる-<(重いものが)>火加減<主格>良い

    「この火加減は、ちょうどよい。」

    暖房や煮炊きの最中に、熾火と炎のあいだの加減を肯定する日常の言い方。主語 þórum が重性なので、繋辞 éso を用いる。述語形容詞 sáun は重性単数主格で語尾をもたない。

  2. 炉番

    夜間に炉火を維持し、煮炊きと保温を管理すること。

    krévim þórum só.

    読み:クレーヴィン ソールン ソー。

    krév-imþórumsó.
    預かる-<私が>炉番<対格>この<重性>

    「この炉番を、私が引き受けます。」

    夜間の家事や家屋の分担の場面。意味2「炉番」では、夜間に炉火を落さぬ務めを引き受ける言い方が自然。krév-「預かる」は責任を引き受ける動詞で、重性名詞 þórum は目的語でも主格と同形のまま置ける。

解説

炉火を焚き起こしすぎず、熾火と炎の中間に保つ火勢の加減を指す古い名詞。夜間に保温と煮炊きを続ける務め、薪を小さく継ぎ足す判断、火を落としてしまわぬ時間帯の注意をひとまとめに表す。実際の熾火そのものというより、火勢を弱めながら維持する手つきと状態に重きを置く。

文法

名詞。重性。子音語幹。

語源

古高原語 *þórum-「火を弱めて保つ」から。火の語 elþ- とは無関係な古い名詞語根。

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