小説
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火加減
火を完全に消さず、熾火寄りに保つための火勢の加減。
éso þórum sáun.
読み:エーソ ソールン サウン。
| és-o | þórum | sáun. |
| いる-<(重いものが)> | 火加減<主格> | 良い |
「この火加減は、ちょうどよい。」
暖房や煮炊きの最中に、熾火と炎のあいだの加減を肯定する日常の言い方。主語 þórum が重性なので、繋辞 éso を用いる。述語形容詞 sáun は重性単数主格で語尾をもたない。
炉番
夜間に炉火を維持し、煮炊きと保温を管理すること。
krévim þórum só.
読み:クレーヴィン ソールン ソー。
| krév-im | þórum | só. |
| 預かる-<私が> | 炉番<対格> | この<重性> |
「この炉番を、私が引き受けます。」
夜間の家事や家屋の分担の場面。意味2「炉番」では、夜間に炉火を落さぬ務めを引き受ける言い方が自然。krév-「預かる」は責任を引き受ける動詞で、重性名詞 þórum は目的語でも主格と同形のまま置ける。
炉火を焚き起こしすぎず、熾火と炎の中間に保つ火勢の加減を指す古い名詞。夜間に保温と煮炊きを続ける務め、薪を小さく継ぎ足す判断、火を落としてしまわぬ時間帯の注意をひとまとめに表す。実際の熾火そのものというより、火勢を弱めながら維持する手つきと状態に重きを置く。
名詞。重性。子音語幹。
古高原語 *þórum-「火を弱めて保つ」から。火の語 elþ- とは無関係な古い名詞語根。
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