小説
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目を覚ます
眠りから自然に目を覚ますこと。自発的な覚醒を指す。
ké þréines sórel?
読み:ケー スレーネス ソーレル?
| ké | þréin-es | sórel? |
| <〜か> | 目を覚ます<〜し終えた>-<あなたが> | 今日 |
「今日、目を覚ましたか。」
日常会話で、眠りから覚めたかどうかを尋ねる文。はいにあたる単独の語はなく、肯定は þréinim のように動詞を言い、否定は na þréinim、くだけた場では na だけで答えることもできる。þrín- は自分で目覚める意味で、人が人を起こす場合は使役 þríníþ- を使う。
lúin áuran ombára ilánai, þrínan éndrai.
読み:ルーイン アウラン オンバーラ イラーナイ、スリーナン エンドライ。
| lúin | áur-an | ombára | ilán-ai, | þrín-an | éndr-ai. |
| とき | 昇る-<彼らが> | 十 | 灯-<〜たちが> | 目を覚ます-<彼らが> | 人-<〜たちが> |
「十の灯が昇ると、人々は目を覚ます。」
暦や儀礼の詞に似た書面の文。lúin 節は主節の前に置く。ombára ilánai は「十の灯」という星座名で、古い形 ombára が名前にだけ残っている。「十の灯」は通常の星の数えではなく、星を数えている意味にはならない。3複数の動詞は性を区別しない。
þréinin, nanóirim.
読み:スレーニン、ナノイリン。
| þréin-in, | nanóir-im. |
| 目覚める<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 眠れない-<私が> |
「目を覚ましてからは、眠れない。」
同一主語の継起は duói でなく完了相の副動詞 -in で表す。þrín-「目覚める」の完了語根 þréin- に -in をつけ、後続の nanóirim で同じ主語を受ける。
áumel, na þrínim unlóur.
読み:アウメル、ナ スリーニン ウンロール。
| áumel, | na | þrín-im | unlóur. |
| 早朝 | <〜ない> | 目を覚ます-<私が> | まだ |
「早朝、私はまだ目を覚まさない。」
作業前の静けさを含む早朝。直説法の否定は na、完了していない状態の「まだ」は unlóur。unlóur は動詞の直後に置く。
眠りから自発的に目を覚ますこと。誰かに起こされた場合は使わず、他動詞の「起こす」は使役 -íþ- で作る(þríníþ-)。音の感じが湖の氷が割れる音に似ており、凍りの頃の暗い朝、炉の音で自然に目を覚ます場面に特にふさわしい響きをもつ。都の言葉でも森の言葉でも同じ形を使う。
自動詞。3人称単数で軽性と重性を区別する(þrína/þríno)。
古高原語 *þrīn- から。湖の氷が割れる音(krás-「割れる」の音感)に似せた擬音の語根とされる。
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