aurándo

品詞
名詞
意味
社
発音
[auˈrando]
読み
アウランド
分野
社会・信仰・儀礼

意味

  1. 社

    祖先や星を祀る建物、またはその場所。

    bróla brándal aurándo es fóureles.

    読み:ブローラ ブランダル アウランド エス フォーレレス。

    bról-abrándalaurándoesfóurel-es.
    作る-<(軽いものが)>司<主格>社<対格>から香の木-<属格>

    「司は香の木で社を建てる。」

    材料は「es+属格」(〜から)で表す。aurándo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。香の木が社や納骨所の建材とされることを述べた、記録風の文。

    élþo fóurel, éso aurándo gléin.

    読み:エルソ フォーレル、エーソ アウランド グレーン。

    élþ-ofóurel,és-oaurándogléin.
    燃える-<(重いものが)>香の木<主格>いる-<(重いものが)>社<主格>清い

    「香の木がくすぶり、社は清らかである。」

    香として焚かれる香の木は伐られた材なので、動詞は重性の -o で一致する。社 aurándo も重性なので、繋辞は éso になり、形容詞 gléin は重性・主格の形(語尾なし)になる。香の煙は上へ昇るものとして、祀りに欠かせない。

    drénimor an aurándo sórel.

    読み:ドレーニモル アン アウランド ソーレル。

    drén-imoranaurándosórel.
    参る-<我々が>上手社<対格>今日

    「今日、私たちは社へお参りする。」

    日常会話の文。社はふつう丘の上や村の北側の高い場所に建っているので、行き先には「上手へ」の an+対格を使う。aurándo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。drén-「参る」は gél-「行く」の謙譲の補充形で、祖先のいる場所へ行くことを低めて言う。

    tóran ólmarai an aurándo, émbelan aursárais.

    読み:トーラン オルマライ アン アウランド、エンベラン アウルサーライス。

    tór-anólmar-aianaurándo,émbel-anaursár-ais.
    来る-<彼らが>年長者-<〜たちが>上手社<対格>祀る-<彼らが>祖先-<〜たちを>

    「年長者たちは上手の社へやって来て、祖先を祀る。」

    儀礼について述べる文。白月の満月の夜の祖先祀りなどで使う言い方。aurándo は áur-「昇る」+-ándo「〜する所」から来た語で、「昇る所」を表す。重性o語幹なので、対格は主格と同じ形になる。an+対格で「上手へ」を表す。後半の節は主語を言わず、動詞の語尾から前半と同じ年長者たちが主語だとわかる。

    drelésa aurbúl un aurándoi, ré aurénde selvá an ilánais.

    読み:ドレレーサ アウルブール ウン アウランドイ、レー アウレンデ セルヴァー アン イラーナイス。

    drel-és-aaurbúlunauránd-oi,réaur-énd-eselváanilán-ais
    焚く-<〜すべし>-<(軽いものが)>薪<対格>内に社-<与格><〜と(節)>昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)>息<主格>上手灯-<〜たちを>

    「社は薪を焚くべし。息が星々のもとへ昇りますように。」

    社の碑文や祀りの手引書に刻まれる当為法の文。主語を言わないので「人は」の意味になり、軽性の形をとる(当為法・3SG.LT)。ré+願望法で目的(祈り)を示す。aurándo「社」は重性o語幹で与格 -oi。度量衡の碑の mé duliþésa… と同じく、法定的・規範的な文書に当為法が用いられる例。

    salésa ólmar eelþó aurándoi.

    読み:サレーサ オルマル エールソー アウランドイ。

    sal-és-aólmareelþóauránd-oi.
    ならす-<〜すべし>-<(軽いものが)>年長者<主格>灰<対格>社-<与格>

    「「社では年長者が灰を平らにすべきである。」」

    作法や碑文向けの当為法。語根 sál- に -és- -a が付き、語根の強勢が接尾辞へ移って salésa となる。主語 ólmar は人を指す軽性。場所 aurándoi は前置詞を伴わない裸与格。

    mé þrákir un aurándoi!

    読み:メー スラーキル ウン アウランドイ!

    méþrak-irunauránd-oi!
    <禁止・願いの打ち消し>舌打ちする-<皆で〜せよ>内に社-<与格>

    「社の中では、舌打ちをしてはならない。」

    祀りや社の場での禁止表現。命令法の2複語尾 -ir を用いて、複数人に発された制約を示す。無言でも尖った音は「沈む」ものとして嫌われ、改まった詞や朗唱の間では避ける。

    mé þandésa þám un aurándoi.

    読み:メー サンデーサ サーン ウン アウランドイ。

    méþand-és-aþámunauránd-oi.
    <禁止・願いの打ち消し>打つ-<〜すべし>-<(軽いものが)>釘<対格>内に社-<与格>

    「社の中で釘を打ち込んではならない。」

    法文・碑文の禁止表現。当為法に mé を添える。主語を言わない一般の主語なので動詞は軽性形 þandésa。aurándo は重性o語幹で、与格は aurándoi。祭祀・聖域の細部に関する決まりとして読める。

    marléuma ráuvan an aurándo.

    読み:マルレウマ ラウヴァン アン アウランド。

    marléum-aráuvananaurándo
    手を振る-<(軽いものが)>森の巫<主格>上手社<対格>

    「森の巫は社へ向かって手を振る。」

    儀礼の場面。主語 ráuvan は軽性。前置詞 an に社 aurándo を対格で受け、「上手(北)の社へ」という方向を表す。aurándo は -ando 系の場所名詞で、重性o語幹、単数対格は主格と同じ形。

    aurénde aurselvá un aurándoi.

    読み:アウレンデ アウルセルヴァー ウン アウランドイ。

    aur-énd-eaurselváunauránd-oi.
    昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)>祖先に届く言葉<主格>内に社-<与格>

    「社の中で、祖先に届く言葉が昇りますように。」

    祭祀の祈願文。aurénde は aur- +願望法 -énd- +軽性主語の語尾 -e。un +与格で「〜の中で」。aurándo は重性 o語幹の名詞で、与格は auránd-oi。

    lúnda faronár lundáis aurándos

    読み:ルンダ ファロナール ルンダイス アウランドス

    lúnd-afaronárlund-áisauránd-os
    歌う-<(軽いものが)>運び人<主格>歌-<〜たちを>社-<属格>

    「運び人が社の歌を歌う。」

    社で歌われる歌の場面。faronár は単数の主語で、動詞は軽性単数一致 -a をとる。aurándo は重性o語幹名詞で、属格は -os。

    kúndim monsnembán un aurándoi.

    読み:クンディン モンスネンバーン ウン アウランドイ。

    kúnd-immonsnemb-ánunauránd-oi.
    する-<私が>石写し-<対格>中に社-<与格>

    「社の中で石写しの作業をする。」

    儀礼の場での所作を示す文。un は与格と組んで「〜の中で」を表す。aurándo は重性 o 語幹の社名。

    káulo kúrmo só un aurándoi.

    読み:カウロ クルモ ソー ウン アウランドイ。

    kául-okúrmosóunauránd-oi
    満ちる-<(重いものが)>大壺<主格>この<重性>内社-<与格>

    「この大壺は社の中で満ちている。」

    祭祀で、社のうちに置かれた大壺が満ちていることを述べる言い方。動詞は自動詞「満ちる」で、重性 o 語幹の主語に一致する。

    þrílo gromó só un aurándoi.

    読み:スリーロ グロモー ソー ウン アウランドイ。

    þríl-ogromósóunauránd-oi.
    震える-<(重いものが)>体<主格>この<重性>内に社-<与格>

    「この体は、社の中で震えている。」

    儀礼・書面的な描写。主語は gromó só「この体」で、重性名詞句。un は「〜の中」で、与格と組むと場所を表す。aurándo の与格は aurándoi。全身の震えを内発的事象として述べている。

解説

祖先や星を祀る建物、またはその場所。香の木で建て、境には白い石英を置く。言葉と煙が上へ昇っていく場所という意味の名で、祈りの紙もここで燃やす。

文法

重性・o語幹(④型)。属 aurándos、与 aurándoi、複 aurándul。aurá「縁鷲」とは別の語。

語源

áur-「昇る」+場所名詞の接尾辞 -ándo。「昇る所」の意味。

語幹の異形

説明に出てくる語

高原語辞典

高原語辞典

左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。

高原語入門

左の目次から課を選んでください。

高原語の文法書

左の一覧から選んでください。

資料集

高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。

小説

左の目次から話を選んでください。

語彙の候補

小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。

作ってほしい語を依頼する