小説
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社
祖先や星を祀る建物、またはその場所。
bróla brándal aurándo es fóureles.
読み:ブローラ ブランダル アウランド エス フォーレレス。
| bról-a | brándal | aurándo | es | fóurel-es. |
| 作る-<(軽いものが)> | 司<主格> | 社<対格> | から | 香の木-<属格> |
「司は香の木で社を建てる。」
材料は「es+属格」(〜から)で表す。aurándo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。香の木が社や納骨所の建材とされることを述べた、記録風の文。
élþo fóurel, éso aurándo gléin.
読み:エルソ フォーレル、エーソ アウランド グレーン。
| élþ-o | fóurel, | és-o | aurándo | gléin. |
| 燃える-<(重いものが)> | 香の木<主格> | いる-<(重いものが)> | 社<主格> | 清い |
「香の木がくすぶり、社は清らかである。」
香として焚かれる香の木は伐られた材なので、動詞は重性の -o で一致する。社 aurándo も重性なので、繋辞は éso になり、形容詞 gléin は重性・主格の形(語尾なし)になる。香の煙は上へ昇るものとして、祀りに欠かせない。
drénimor an aurándo sórel.
読み:ドレーニモル アン アウランド ソーレル。
| drén-imor | an | aurándo | sórel. |
| 参る-<我々が> | 上手 | 社<対格> | 今日 |
「今日、私たちは社へお参りする。」
日常会話の文。社はふつう丘の上や村の北側の高い場所に建っているので、行き先には「上手へ」の an+対格を使う。aurándo は重性o語幹なので、主格と対格が同じ形になる。drén-「参る」は gél-「行く」の謙譲の補充形で、祖先のいる場所へ行くことを低めて言う。
tóran ólmarai an aurándo, émbelan aursárais.
読み:トーラン オルマライ アン アウランド、エンベラン アウルサーライス。
| tór-an | ólmar-ai | an | aurándo, | émbel-an | aursár-ais. |
| 来る-<彼らが> | 年長者-<〜たちが> | 上手 | 社<対格> | 祀る-<彼らが> | 祖先-<〜たちを> |
「年長者たちは上手の社へやって来て、祖先を祀る。」
儀礼について述べる文。白月の満月の夜の祖先祀りなどで使う言い方。aurándo は áur-「昇る」+-ándo「〜する所」から来た語で、「昇る所」を表す。重性o語幹なので、対格は主格と同じ形になる。an+対格で「上手へ」を表す。後半の節は主語を言わず、動詞の語尾から前半と同じ年長者たちが主語だとわかる。
drelésa aurbúl un aurándoi, ré aurénde selvá an ilánais.
読み:ドレレーサ アウルブール ウン アウランドイ、レー アウレンデ セルヴァー アン イラーナイス。
| drel-és-a | aurbúl | un | auránd-oi, | ré | aur-énd-e | selvá | an | ilán-ais |
| 焚く-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 薪<対格> | 内に | 社-<与格> | <〜と(節)> | 昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 息<主格> | 上手 | 灯-<〜たちを> |
「社は薪を焚くべし。息が星々のもとへ昇りますように。」
社の碑文や祀りの手引書に刻まれる当為法の文。主語を言わないので「人は」の意味になり、軽性の形をとる(当為法・3SG.LT)。ré+願望法で目的(祈り)を示す。aurándo「社」は重性o語幹で与格 -oi。度量衡の碑の mé duliþésa… と同じく、法定的・規範的な文書に当為法が用いられる例。
salésa ólmar eelþó aurándoi.
読み:サレーサ オルマル エールソー アウランドイ。
| sal-és-a | ólmar | eelþó | auránd-oi. |
| ならす-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 年長者<主格> | 灰<対格> | 社-<与格> |
「「社では年長者が灰を平らにすべきである。」」
作法や碑文向けの当為法。語根 sál- に -és- -a が付き、語根の強勢が接尾辞へ移って salésa となる。主語 ólmar は人を指す軽性。場所 aurándoi は前置詞を伴わない裸与格。
mé þrákir un aurándoi!
読み:メー スラーキル ウン アウランドイ!
| mé | þrak-ir | un | auránd-oi! |
| <禁止・願いの打ち消し> | 舌打ちする-<皆で〜せよ> | 内に | 社-<与格> |
「社の中では、舌打ちをしてはならない。」
祀りや社の場での禁止表現。命令法の2複語尾 -ir を用いて、複数人に発された制約を示す。無言でも尖った音は「沈む」ものとして嫌われ、改まった詞や朗唱の間では避ける。
mé þandésa þám un aurándoi.
読み:メー サンデーサ サーン ウン アウランドイ。
| mé | þand-és-a | þám | un | auránd-oi. |
| <禁止・願いの打ち消し> | 打つ-<〜すべし>-<(軽いものが)> | 釘<対格> | 内に | 社-<与格> |
「社の中で釘を打ち込んではならない。」
法文・碑文の禁止表現。当為法に mé を添える。主語を言わない一般の主語なので動詞は軽性形 þandésa。aurándo は重性o語幹で、与格は aurándoi。祭祀・聖域の細部に関する決まりとして読める。
marléuma ráuvan an aurándo.
読み:マルレウマ ラウヴァン アン アウランド。
| marléum-a | ráuvan | an | aurándo |
| 手を振る-<(軽いものが)> | 森の巫<主格> | 上手 | 社<対格> |
「森の巫は社へ向かって手を振る。」
儀礼の場面。主語 ráuvan は軽性。前置詞 an に社 aurándo を対格で受け、「上手(北)の社へ」という方向を表す。aurándo は -ando 系の場所名詞で、重性o語幹、単数対格は主格と同じ形。
aurénde aurselvá un aurándoi.
読み:アウレンデ アウルセルヴァー ウン アウランドイ。
| aur-énd-e | aurselvá | un | auránd-oi. |
| 昇る-<〜しますように>-<(軽いものが)> | 祖先に届く言葉<主格> | 内に | 社-<与格> |
「社の中で、祖先に届く言葉が昇りますように。」
祭祀の祈願文。aurénde は aur- +願望法 -énd- +軽性主語の語尾 -e。un +与格で「〜の中で」。aurándo は重性 o語幹の名詞で、与格は auránd-oi。
lúnda faronár lundáis aurándos
読み:ルンダ ファロナール ルンダイス アウランドス
| lúnd-a | faronár | lund-áis | auránd-os |
| 歌う-<(軽いものが)> | 運び人<主格> | 歌-<〜たちを> | 社-<属格> |
「運び人が社の歌を歌う。」
社で歌われる歌の場面。faronár は単数の主語で、動詞は軽性単数一致 -a をとる。aurándo は重性o語幹名詞で、属格は -os。
kúndim monsnembán un aurándoi.
読み:クンディン モンスネンバーン ウン アウランドイ。
| kúnd-im | monsnemb-án | un | auránd-oi. |
| する-<私が> | 石写し-<対格> | 中に | 社-<与格> |
「社の中で石写しの作業をする。」
儀礼の場での所作を示す文。un は与格と組んで「〜の中で」を表す。aurándo は重性 o 語幹の社名。
káulo kúrmo só un aurándoi.
読み:カウロ クルモ ソー ウン アウランドイ。
| kául-o | kúrmo | só | un | auránd-oi |
| 満ちる-<(重いものが)> | 大壺<主格> | この<重性> | 内 | 社-<与格> |
「この大壺は社の中で満ちている。」
祭祀で、社のうちに置かれた大壺が満ちていることを述べる言い方。動詞は自動詞「満ちる」で、重性 o 語幹の主語に一致する。
þrílo gromó só un aurándoi.
読み:スリーロ グロモー ソー ウン アウランドイ。
| þríl-o | gromó | só | un | auránd-oi. |
| 震える-<(重いものが)> | 体<主格> | この<重性> | 内に | 社-<与格> |
「この体は、社の中で震えている。」
儀礼・書面的な描写。主語は gromó só「この体」で、重性名詞句。un は「〜の中」で、与格と組むと場所を表す。aurándo の与格は aurándoi。全身の震えを内発的事象として述べている。
祖先や星を祀る建物、またはその場所。香の木で建て、境には白い石英を置く。言葉と煙が上へ昇っていく場所という意味の名で、祈りの紙もここで燃やす。
重性・o語幹(④型)。属 aurándos、与 aurándoi、複 aurándul。aurá「縁鷲」とは別の語。
áur-「昇る」+場所名詞の接尾辞 -ándo。「昇る所」の意味。
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