bulkráil-

品詞
動詞(他動詞)
意味
くくる(根を持って留める)
発音
[bulˈkrail]
読み
ブルクライ
分野
基本動作

意味

  1. くくる(根を持って)

    綱・紐の端を輪や穴に掛け、固定する。改まった言い方。

    éso fáron bulkráilen funelíños.

    読み:エーソ ファーロン ブルクライレン フネリーニョス。

    és-ofáronbulkráil-enfunelíñ-os
    いる-<(重いものが)>荷<主格>くくる-<〜した・〜された>留め紐-<属格>

    「荷は留め紐でくくられている。」

    荷札や帳簿の注記のような書文。繋辞と分詞が荷と重性で一致し、手段を表す名詞は分詞に属格で付く。

  2. 留める(儀式・作法の場で)

    作法を伴う作業(最初の下ろし、降ろし場の綱の掛け直しなど)で、綱を確実に固定する。

    bulkrailésa fúnel krénmoi

    読み:ブルクライレーサ フーネル クレンモイ

    bulkrail-és-afúnelkrénm-oi
    留める-<〜すべし>-<(軽いものが)>綱<対格>輪-<与格>

    「輪に綱を留めるものとする。」

    意味2の用法。碑文・法規・手順書に用いる当為法の定型。主語を明示しない一般主語なので、軽性の当為語尾 -a をとる。当為語尾 -és- が強勢を奪い、語根 bulkráil- の強勢は消えて bulkrail- となる。目的語 fúnel は重性の対格同形、目標 krénmoi は輪の与格。

    bulkráila funelár fúnel snúlvoi

    読み:ブルクライラ フネラール フーネル スヌルヴォイ

    bulkráil-afunel-árfúnelsnúlv-oi
    留める-<(軽いものが)>綱-<〜する人・主格>綱<対格>穴-<与格>

    「綱番は綱を穴に留める。」

    基本語順に合わせて動詞を文頭に置く。主語 funelár は人なので軽性で、動詞は3人称単数軽性の -a をとる。目的語 fúnel は重性名詞で、主格と対格が同形である。目標 snúlvoi は裸の与格。

解説

綱・紐の端を輪や穴に掛け、引き締めて固定する動作。búl「根」と kráil-「手に持つ」の複合で、字義は「根を持つ」。この世界の比喩では、根は下へ張って物を地につなぎ、物をその場に留めるものである。綱の端を輪に掛けることを「綱に根を与える」と見立てた、改まった言い方である。縁の肩では、最初の下ろしの儀式や、降ろし場の碑の詞などにこの形が使われる。くだけた場面では基本のくくりに対する語が使われ、この語は改まった場や作法を伴う作業に限定される。

文法

他動詞。複合語。前の要素の強勢は落ち、kráil- に強勢が置かれる。完了語幹 bulkráail-(a→ai)。

語源

búl「根」+ kráil-「手に持つ」の複合。比喩的成り立ち:「綱に根を与える」=「綱を輪に掛けて固定する」。

語幹の異形

説明に出てくる語

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