小説
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移動倉
仮収めや運搬用の蓋付き容器。硬木検め場や市で品を並べる際に使う。
orveléimim gandér un kórvino.
読み:オルヴェレーミン ガンデール ウン コルヴィノ。
| orveléim-im | gandér | un | kórvino. |
| 並べ替える-<私が> | 硬木<対格> | 内に | 移動倉<対格> |
「私は硬木を移動倉の中に並べる。」
市や硬木検め場での日常会話。orveléim-「並べ替える」で品を移動倉に並べる。un kórvino は「移動倉の中に」。
運搬桶
穀物や塩を運ぶ円筒形の器。蓋付きが基本で、縁商人の荷札に頻出する。
lísa lisár kórvino si tambór plíndoi.
読み:リーサ リサール コルヴィノ シ タンボール プリンドイ。
| lís-a | lis-ár | kórvino | si | tambór | plínd-oi. |
| 書く-<(軽いものが)> | 書く-<〜する人> | 移動倉<対格> | と | 雑穀<対格> | 札-<与格> |
「書記が、移動倉と雑穀を、札に書く。」
帳簿や荷札の記録に使う文。plíndoi は与格(書かれる場所)。si は名詞の並列。
(慣用)受け入れられるべきもの
倉に納めるべき品や、運ぶべき責任を指す比喩表現。
éso fáron só kórvino só.
読み:エーソ ファーロン ソー コルヴィノ ソー。
| és-o | fáron | só | kórvino | só. |
| いる-<(重いものが)> | 荷<主格> | この<重性> | 受け入れられるべきもの<主格> | この<重性> |
「この荷は、受け入れられるべきものだ。」
比喩的用法。「運搬桶」が「倉に納めるべき品・運ぶべき責任」を指す。コピュラ文で述語の名詞は自分の性・主格のまま。fáron は重性なので指示詞 só。
kórvino an kórvo, fáron du orén.
読み:コルヴィノ アン コルヴォ、ファーロン ドゥ オレーン。
| kórvino | an | kórvo, | fáron | du | orén. |
| 受け入れられるべきもの<主格> | 上手 | 倉<対格> | 荷<主格> | 下手 | 縁<対格> |
「受け入れられるべきものは倉の上手へ、荷は縁の下手へ。」
詩の語順(動詞を落とし、主語を動詞の前に出す)。an+対格「上手へ」、du+対格「下手へ」。比喩的に「納まるべきもの」と「運ばれるべきもの」の対比。
倉を小型化した容器。主に硬木の検めや交易品を仮収めする桶、あるいは穀物入りの運搬樽を指す。高原の社会では「倉は固定され、桶は移動する」という対比から、交易や段々畑の収穫運搬で特に使われる。蓋の有無より「移動する収容具」という機能が強調され、証文や帳簿の品名欄に頻出する。
重性o語幹(主・対 kórvino / 属 kórvinos / 与 kórvinoi / 双 kórvinou / 複 kórvinul / 属 kórvinur / 与 kórvinuls)。
kórvo(倉)+ -íño(指小・器)の融合。-íño の母音が重性化とともに -ino と定着し、移動可能な容器を意味する派生語となった。
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