klámb-

品詞
動詞(他動詞)
意味
挟む
発音
[ˈklamb]
読み
クランブ
分野
基本動作

意味

  1. 挟む

    二つのもので両側から押さえ、あいだに留める。火ばさみで炭を、板で紙を挟むときなどに使う。

    klámbim dreumó dáu plénoun.

    読み:クランビン ドレウモー ダウ プレーノウン。

    klámb-imdreumódáuplén-oun
    挟む-<私が>炭<対格>二板-<双数・与格>

    「私は板二枚で炭を挟む。」

    日常の用い方。火ばさみではなく、板二枚で炭を押さえ留める場面。重性の dreumó は対格も無標。押さえる二つの側は与格双数 plén-oun で表す。板 plén は伐材として重性と扱う。

    klámba andaulóura kréin dáu mároun.

    読み:クランバ アンダウローラ クレーン ダウ マーロウン。

    klámb-aandaulóurakréindáumár-oun
    挟む-<(軽いものが)>祖母<主格>骨<対格>二手-<双数・与格>

    「祖母は両手で骨を挟んで押さえている。」

    世話的な用い方。基本語順はVSOで、主語は動詞の直後に置く。人の主語なので動詞は軽性の語尾 -a。kréin「骨」は重性だが、重性名詞は対格が無標。押さえる側の「両手」は与格双数 dáu mároun。

  2. (盤で石を)挟む

    星盤で、自分の石二つで相手の石を前後から挟み、取る。klambíres ó「(お前が)それを挟んだら」のように、重性の石を ó で受ける。

    klambíres ó dáu mónoun táses, táules ó.

    読み:クランビーレス オー ダウ モーノウン ターセス、タウレス オー。

    klamb-ír-esódáumón-ountás-es,tául-esó
    挟む-<もし〜なら>-<あなたが><3人称単数・重性・対格>二石-<双数・与格><あなた・所有>-<属格>取る-<あなたが><3人称単数・重性・対格>

    「自分の石二つでそれを挟めば、それを取れる。」

    星盤の用語。盤の石は重性で、目的語は ó と受ける。押さえる自分の石二つは与格双数 món-oun、所有は名詞句末尾の tás-es。盤上の石は星と呼ばず、重性の名詞として扱う。

  3. 板挟みにする

    比喩として、人や物事を二つの側から押さえつけ、身動きできなくする。「上と下に挟まれる」の形で使うことが多い。

    klámbau ánor si dúror lisáran.

    読み:クランバウ アーノル シ ドゥーロル リサーラン。

    klámb-auánorsidúrorlisár-an
    板挟みにする-<双数>上手と下手書記-<対格>

    「上手と下手が書記を板挟みにする。」

    比喩的な用い方。単数名詞 ánor と dúror を si で主語にすると、動詞は双数 -au。人を指す lisár は軽性なので、対格は -an。

解説

あるものを、両側から二つのもので押さえて、そのあいだに留めることを言う他動詞。目的語は挟まれるもので、挟む側の二つのもの(指・板・石など)は与格の双数か、副動詞の句で添える。日常では、火ばさみで炭を挟む、二枚の板で紙を挟んで押さえる、割れた骨を添え木で挟む、といった場面に使う。盤上遊戯の星盤では決まった用語で、自分の石二つで相手の石を前後から挟むことを指す。挟まれた石は klámben(挟まれた)と言い、盤から取り除かれる。盤の石はもともと石なので重性で受け、星とは呼ばない。そのため klámb- の目的語はふつう重性の名詞か代名詞 ó になる。比喩としては「上と下に挟まれる」の形で、身分や立場が二つの側から押さえつけられて身動きがとれない状態(板挟み)を言う。宮廷の詩では「中の世界は天と下の国に挟まれる」という句がよく引かれるので、この比喩は改まった言葉でも使える。

文法

他動詞。完了語根は母音交替 a→ai で kláimb-(kláimbo「(それが)挟み終えた」)。命令法2単はむき出しの語幹で、語末の mb が m に削られて klám!「挟め」になる。仮定法2単は klambíres「(お前が)挟んだら」、推量法3単・重は klambélo。分詞は klámben(重性の目的語を受けて klámben・klámbenos…)。強勢をもつ法の接尾辞がつくと、語根の強勢は消える。挟む側の二つのものは与格の双数で言う(klámbim ó móndou… のように、性に合わせて -au/-ou)。前置詞の後ろでは双数を複数で代える規則に従う。

語源

古くからある語根。数え盤や星盤の用語として都の言葉に定着した。火ばさみを指す森の言葉 klambó(重性o語幹、-ó「〜するもの」の派生)と同じ語根で、日常の動作の語が盤の用語に転じたと考えられている。

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