kraselvá

品詞
名詞(複合)
意味
しわがれ声
発音
[kraselˈva]
読み
クラセルヴァ
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. しわがれ声

    割れてざらついた声。声帯が薄い氷のように擦れ、音に切れ目が入る。

    ésa kraselvá un lundéi.

    読み:エーサ クラセルヴァー ウン ルンデー。

    és-akraselváunlund-éi
    いる-<(軽いものが)>割れ息<主格>中に歌-<与格>

    「歌の中にしわがれ声がある。」

    炉ばたでの日常の存在文。un+与格で「〜の中に」。kraselvá は軽性名詞なので、動詞は3人称単数・軽性の és-a をとる。

  2. 裂けた声

    途中で切れ、再び出るときに擦れる声。長く歌い続けたあとの声。

    lóima kraselvá lisáres loimán.

    読み:ロイマ クラセルヴァー リサーレス ロイマーン。

    lóim-akraselvális-ár-esloim-án.
    唱える-<(軽いものが)>裂けた声<主格>書く-<〜する人>-<属格>詞-<対格>

    「書記の裂けた声が詞を唱える。」

    祭祀や書物の場の描写。主語は「裂けた声」で、その前に属格を置いて「書記の裂けた声」を作る。主語が軽性単数なので動詞は -a。

    fíndim kraselván, lúndin krúndo.

    読み:フィンディン クラセルヴァーン、ルンディン クルンド。

    fínd-imkraselv-án,lúnd-inkrúndo.
    聞く-<私が>裂けた声-<対格>,歌う-<〜して・〜く>荷担ぎ歌<対格>

    「荷担ぎ歌を歌いながら、裂けた声を聞く。」

    荷担ぎ歌を歌い続ける日常場面。主節と副動詞の主語は同じ一人称。krúndo は重性o語幹の単数対格で、主格 krúndo に同じ。

解説

声の裂け・かすれ、また、そういう声を指す複合名詞。字義は「裂けた息」で、声帯が薄い氷のように擦れて割れる質を言う。音の高低や大きさとは関係なく、声の質のざらつき・破れを指す。声に切れ目が入り、一拍ごとに割れるイメージが強い。荷担ぎ歌を長く歌い続けた声、寒さでかすれた声、年長者の碑の詞の読み上げについて言い、炉ばたでの会話や歌の描写で日常的に使う。

文法

軽性・a語幹(①型)の複合名詞。

語源

krás-「割れる」+selvá「息」。複合語のため、前の要素 krás- の強勢が落ち、後ろの selvá の -á に強勢が置かれる。

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