krunþrén

品詞
名詞
意味
棚
発音
[krunˈθren]
読み
クルンスレン
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 棚

    家の中で壁に据え、または床に立てて、壺・道具・食材を置く台。炉のまわりに据える。

    táulim manó es krunþrénos só.

    読み:タウリン マノー エス クルンスレーノス ソー。

    tául-immanóeskrunþrén-ossó.
    取る-<私が>椀<対格>から棚-<属格>この<重性>

    「私はこの棚から椀を取る。」

    日常の家事の文。tául-「取る」は他動詞で、目的語 manó を取る。es は属格と組んで「〜から」を表す。krunþrén は重性子音語幹で、単数属格は krunþrénos。指示詞 só は名詞句の最後に置く。

    þóro krunþrén só un kórvoi.

    読み:ソーロ クルンスレーン ソー ウン コルヴォイ。

    þór-okrunþrénsóunkórv-oi.
    立つ-<(重いものが)>棚<主格>この<重性>内に倉-<与格>

    「この棚は倉に立っている。」

    倉や家での物の配置を表す文。krunþrén は重性子音語幹の主格で無語尾。動詞 þór- は重性主語に合わせて3人称単数重性語尾 -o をとる。un+与格 kórvoi は「〜の中に」という静的な場所を示す。

  2. 物の置かれる段

    多段の棚の一つの高さの面。「支えの段」の語義がそのまま出た言い方。

    éso krunþrén só húmel.

    読み:エーソ クルンスレーン ソー フーメル。

    és-okrunþrénsóhúmel
    いる-<(重いものが)>物の置かれる段<主格>この<重性>湿った

    「この棚は湿っている。」

    家の中で物や食品の状態を見るときの文。存在・繋辞の és- を動詞として立て、主語の後に述語の形容詞を置く。重性名詞・単数主格では述語形容詞 húmel に語尾がつかない。指示詞 só は重性名詞に添えられる。

    táulim kúrmo es krunþrénos.

    読み:タウリン クルモ エス クルンスレーノス。

    tául-imkúrmoeskrunþrén-os
    取る-<私が>壺<対格>から物の置かれる段-<属格>

    「私は棚から壺を取る。」

    日常の炉辺での用事。前置詞 es に重性名詞の属格 -os を伴って「〜から」を表す。krunþrén は台そのものよりも、物の置される段の高さの面を指す。動詞 tául- の目的語は kúrmo で、属格句は文の後ろに置かれている。

解説

家の中で、壁に据えたり立てたりして、壺や道具を置く台。krún-「支える」と þrén「段」の複合で、「物を支える段」の意。社会の段(身分の階級)と同じ語根を家具の名に使っているのは、家の中も上・下の高さで整理されているという世界観の反映。重性の子音語幹名詞。複合語なので前の要素の強勢は落ち、後ろの þrén に強勢がある。

文法

重性子音語幹(③型)。単主・対 krunþrén、単属 krunþrénos、単与 krunþrénroi、双主対 krunþrérou、双属与 krunþréroun、複主・対 krunþrénul、複属 krunþrénur、複与 krunþrénuls。

語源

krún-(支える)+ þrén(段)の複合。複合語なので前の要素の強勢は落ち、krún- は krun- になる。

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