lén

品詞
名詞
意味
枚
発音
[ˈlen]
読み
レン
分野
数詞・数量

意味

  1. 枚

    紙などの薄いものを数える単位。

    lísim dáu lénau sáindarar.

    読み:リーシン ダウ レーナウ サインダラル。

    lís-imdáulén-ausáindar-ar.
    書く-<私が>二枚-<双数>証文-<〜らの>

    「証文を二枚書く。」

    量の名詞の使い方。dáu「二」の後ろでは、量の名詞 lén が双数 lénau になる。数えるもの sáindar は複数属格になる。取引では、同じ証文を二枚書いて両方が一枚ずつ持つことが多い。

    lísan lisárai slúumbar lénar sáindarar.

    読み:リーサン リサーライ スルーンバル レーナル サインダラル。

    lís-anlis-ár-aislúumbarlén-arsáindar-ar.
    書く-<彼らが>書く-<〜する人>-<〜たちが>一万枚-<〜らの>証文-<〜らの>

    「書記たちは証文を一万枚書く。」

    書の司の仕事の多さを言う、帳簿や報告で使う言い方。slúumbar は slúun・sénþar と同じく名詞として働き、量の名詞 lén「枚」を複数属格でとる。その lén がさらに証文 sáindar を複数属格でとるので、属格が二つ続く。

    vírim sélu lénar sáindarar, na vírim slúun.

    読み:ヴィーリン セール レーナル サインダラル、ナ ヴィーリン スルーン。

    vír-imsélulén-arsáindar-ar,navír-imslúun.
    言う-<私が>泥の千枚-<〜らの>証文-<〜らの><〜ない>言う-<私が>千

    「私が言っているのは泥の千枚の証文だ。陸の千ではない。」

    縁の市で、数の取り違えを防ぐための念押し。sélu も slúun と同じく、量の名詞を複数属格でとる。干潟の数え方の1728枚なのか、高原の1000枚なのかを、二つの語を言い分けてはっきりさせている。

    ké lísa lisár fáir lénais sáindarar?

    読み:ケー リーサ リサール ファイル レーナイス サインダラル?

    kélís-alis-árfáirlén-aissáindar-ar?
    <〜か>書く-<(軽いものが)>書く-<〜する人・主格>四枚-<〜たちを>証文-<〜らの>

    「書記は証文を四枚書くのか。」

    同じ段か下の段の相手への問い。lén は軽性の子音語幹で、三以上の数の後ろでは複数になる。ここでは目的語なので、複数対格の lénais になる。数えるもの sáindar は複数属格。目上の人に尋ねるときは、ké を使わず推量法で尋ねる。

    pándir téir lénais!

    読み:パンディル テール レーナイス!

    pánd-irtéirlén-ais!
    刷る-<皆で〜せよ>三枚-<〜たちを>

    「皆で三枚刷れ。」

    刷りの工房で、上の者が下の者たちに言う命令。命令法の2人称複数は -ir をつけて作る。語幹の後ろに語尾が続くので、nd は削られずに残る。2人称単数なら語幹がむき出しになり、語末の nd が n に削られて pán となる。

    rímba senár téir lénais plénur.

    読み:リンバ セナール テール レーナイス プレーヌル。

    rímb-asen-ártéirlén-aisplén-ur
    数える-<(軽いものが)>見る-<〜する人>三枚-<〜たちを>板-<〜らの>

    「目付が板材を三枚数える。」

    検めの場面。平らな部材を数える量の名詞 lén は軽性で、目的語としての三枚は lén-ais。数えられる板は複数属格 plénur にして量の名詞の後ろに置く。

    snauléndan lénþai!

    読み:スナウレンダン レンサイ!

    snaul-énd-anlénþ-ai!
    生える-<〜しますように>-<彼らが>若菜-<〜たちが>

    「若菜たちが育ちますように!」

    儀礼・祈願。願望法3複 -énd-an。語根の強勢が消え、接辞 -énd- に移る。

    anórel, na snáulan lénþai.

    読み:アノーレル、ナ スナウラン レンサイ。

    anórel,nasnául-anlénþ-ai.
    昨日<〜ない>生える-<彼らが>若菜-<〜たちが>

    「昨日、若菜は伸びなかった。」

    書物・記録。場面枠の anórel の後に否定 na を動詞の直前に置く。

    þínim lénþan sórel

    読み:シーニン レンサン ソーレル

    þín-imlénþ-ansórel
    摘む-<私が>若菜-<対格>今日

    「今日、若菜を摘む。」

    日常の草摘み。主語の「私」は語尾 -im で示し、代名詞は省く。時間表現 sórel は文後に置いた。

    ké þínes lénþan

    読み:ケー シーネス レンサン

    kéþín-eslénþ-an
    <〜か>摘む-<あなたが>若菜-<対格>

    「若菜を摘むのか。」

    日常の素朴な問い。ké が文頭に立ち、2人称単数の語尾 -es で主語を表す。

    lenþéra endríña lénþan.

    読み:レンセーラ エンドリーニャ レンサン。

    lenþér-aendríñalénþ-an.
    若菜を摘む-<(軽いものが)>子ども<主格>若菜-ACC.

    「子どもが若菜を摘む。」

    基本のVSO。主語 endríña が軽性単数なので動詞は3人称単数・軽性の -a。若菜 lénþa の対格は lénþan。

解説

紙などの薄いものを数える量の名詞。「数詞+lén+数えるものの複数属格」の形で使う(téir lénai plánar のように)。紙は言葉を載せて昇るものなので、この量の名詞も軽性。帳簿や荷札ではほぼ必ず使い、会話では省くことが多い。

文法

量の名詞。軽性・子音語幹。複数 lénai。

語源

古高原語 *léno から(古い語末母音の脱落:強勢のある音節の後ろで n に続く強勢のない語末母音 o が落ちた)

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