小説
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板
木を割って平らに削った一枚の部材。荷札・橇・道具・壁板など、平らな一枚として使われるすべてに通じる基本語。
brúna kelár plén só.
読み:ブルーナ ケラール プレーン ソー。
| brún-a | kel-ár | plén | só |
| 背負う-<(軽いものが)> | 伐る-<〜する人> | 板 | この<重性> |
「樵がこの板を背負う。」
日常生活の文。plén は加工された木材を指す重性名詞で、単数の目的語では plén のまま。指示詞 só は重性の plén に一致する。主体の kelár は人なので軽性の動詞語尾 -a をとる。
klámbim dreumó dáu plénoun.
読み:クランビン ドレウモー ダウ プレーノウン。
| klámb-im | dreumó | dáu | plén-oun |
| 挟む-<私が> | 炭<対格> | 二 | 板-<双数・与格> |
「私は板二枚で炭を挟む。」
日常の用い方。火ばさみではなく、板二枚で炭を押さえ留める場面。重性の dreumó は対格も無標。押さえる二つの側は与格双数 plén-oun で表す。板 plén は伐材として重性と扱う。
板材
一枚一枚を数えずに、平らな木部の材料としてまとめて指す。帳簿や検めの場で「板材を何枚」と言うとき、量の名詞 lén「枚」を伴う。
rímba senár téir lénais plénur.
読み:リンバ セナール テール レーナイス プレーヌル。
| rímb-a | sen-ár | téir | lén-ais | plén-ur |
| 数える-<(軽いものが)> | 見る-<〜する人> | 三 | 枚-<〜たちを> | 板-<〜らの> |
「目付が板材を三枚数える。」
検めの場面。平らな部材を数える量の名詞 lén は軽性で、目的語としての三枚は lén-ais。数えられる板は複数属格 plénur にして量の名詞の後ろに置く。
丸太や材木(棒状・塊状)とは別に、平らに加工した一枚の木の部材を指す基本語。荷札の板、橇の板、道具の柄、小屋の壁板など、木工で平らな一枚が使われるあらゆる場面に通じる。重性に入るのは、伐り出されて形を変えられた木であるから。生えている木を指す語(pélsa、lóna など)とは区別される。
重性・子音語幹(③型)。gandér・fáron と同じ活用。綴りは〈pleno〉(古い脱落の前の形を残す)。
古高原語 *pléno から。強勢のある音節 plé- の直後に n が続き、強勢のない短い語末母音 -o が古い脱落の規則で落ちた(*tambóro → tambór、*gandéra → gandér と同じ変化)。綴りには古い形〈pleno〉を残し、発音は plén。
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