lourlisá

品詞
名詞(軽性・a語幹)
意味
系譜の巻
発音
[lourliˈsa]
読み
ロウルリサー
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 系譜の巻

    家系を書き記した巻物。

    dúla lourlisá an fóndaros ráimaros dáumbar téir lóurul.

    読み:ドゥーラ ロウルリサー アン フォンダロス ライマロス ダウンバル テール ロールル。

    dúl-alourlisáanfóndar-osráimar-osdáumbartéirlóur-ul.
    下る-<(軽いものが)>系譜の巻<主格>上手源-<属格>ライマル-<属格>二十三瀬-<〜たちを>

    「系譜の巻は、ライマルの源から二十三瀬を下っていく。」

    系譜の巻に書かれた流れが、源から一瀬ずつ下っていくことを言う文。系譜読みが唱えはじめるときの言い方でもある。an+属格で「上手から」。lóurul は道のりの対格で、自動詞 dul- もこの格をとれる。巻は紙なので軽性で、動詞は -a をとる。

    lúin éso nébro, na ésa lourlisá trálen.

    読み:ルーイン エーソ ネーブロ、ナ エーサ ロウルリサー トラーレン。

    lúinés-onébro,naés-alourlisátrál-en.
    ときいる-<(重いものが)>霧<主格><〜ない>いる-<(軽いものが)>系譜の巻<主格>写す-<〜した・〜された>

    「霧の出ているあいだは、系譜の巻を写さない。」

    霧期の書きものの慣わしを言う文。霧の中で書いた字は、墨がにじんで下へ流れるとされる。lúin の節では、動詞が重性の霧 nébro に一致して -o をとる。主節は「éis-+主語+分詞」で結果の状態を言う、受け身にあたる形で、na で否定している。

    pláinim es lourlisés.

    読み:プライニン エス ロウルリセース。

    pláin-imeslourlis-és
    気づく-<私が>から系譜の巻-<属格>

    「私は系譜の巻の意味に思い至った。」

    lourlisán が対格でなく属格なので lourlisés とする。pláin は es+属格。独立した完了相語尾 -s は用いない。

    lísa lourvirár traumbél lourliséi

    読み:リーサ ロウルヴィラール トラウンベール ロウルリセー

    lís-alourvirártraumbéllourlis-éi
    書く-<(軽いものが)>系譜読み<主格>縁組み<対格>系譜巻-<与格>

    「系譜読みは、縁組みを系譜の巻に書く。」

    書物の文。traumbél は婚姻による結びつきを表す。lourliséi は lourlisá の与格で、「系譜の巻に」の意味である。

    loiménde andaulóura sé lourlisán.

    読み:ロイメンデ アンダウローラ セー ロウルリサーン。

    loim-énd-eandaulóurasélourlis-án.
    唱える-<〜しますように>-<(軽いものが)>祖母<主格>この<軽性>系譜の巻-<対格>

    「この祖母(家のおばあ)に、系譜の巻を唱えていただきたい。」

    年長者に直接命令せず、願望法・3人称単数・軽形の loiménde で上向きの依頼を表す。主語 andaulóura sé は軽性a語幹で、指示詞 sé を伴う。対象 lourlisá も軽性a語幹で、対格は lourlisán になる。家系の老女として系譜を預かる年長の女性を、敬意と親しみをこめてこの語で呼ぶ。

    lóimo mérvo lourlisán.

    読み:ロイモ メルヴォ ロウルリサーン。

    lóim-omérvolourlis-án.
    唱える-<(重いものが)>村の人々<主格>系譜の巻-ACC.

    「村の人々は系譜の巻を唱える。」

    系譜や儀礼を記す文脈でも、mérvo は村の住人全体を指す語として使える。動詞は grammatical に重性の単数で受ける。語順は動詞—主語—目的語。

    kréima lourlisá ráun endríñei.

    読み:クレーマ ロウルリサー ラウン エンドリーニェイ。

    kréim-alourlisáráunendríñ-ei.
    述べる-<(軽いものが)>系譜の巻<主格>家系<対格>子ども-<与格>

    「系譜の巻は子どもに家系について述べる。」

    書物・教育での用い方。家系の流れを詳しく叙述する書き言葉寄りの意味。主語 lourlisá が軽性なので動詞は軽性の -a。 ráun は重性単数で、対格は主格と同形だが、動詞の直接目的語として機能する。

解説

家系を源から一瀬ずつ書き記した巻物。系譜読みが守り、婚姻や相続の取り決めで照らし合わせる。死者は一年が過ぎると昇名でここに書き入れられる。王家のものは「王統の巻」と呼ばれる。

文法

①型

語源

lóur「瀬」+lisá「字」。「瀬ごとの字」。

語幹の異形

説明に出てくる語

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