小説
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触る
手を差し出し、物や人に軽く触れる。握るのではなく、手が静かに触れているだけである。
mé marlín þróvo
読み:メー マルリーン スローヴォ
| mé | marlín | þróvo |
| <禁止・願いの打ち消し> | 触る<命令法><あなたが> | 熾火<対格> |
「熾火に触れるな。」
くだけた禁止。否定の mé +命令法のむき出し語幹。重性名詞は主格と対格が同形なので、目的語も þróvo のまま。
marlínim aurselvándo
読み:マルリーニン アウルセルヴァンド
| marlín-im | aurselvándo |
| 触る-<私が> | 天井<対格> |
「私は天井に触れる。」
日常的な動作の場面。aurselvándo は重性o語幹で、単数対格は主格と同一形になる。本来は「息が昇る所」という婉曲名だが、天井そのものを指す基本義の用例。
手を添える
額、頭、頬、布などに手を静かに当ててやる。看病・労い・確認などの含みがある。
手触りを確かめる
物の乾き、冷たさ、柔らかさなどを、手を伸ばして触れて確かめる。
már「手」と lín-「伸ばす」の複合で、手を静かに差し出して物や身体に軽く触れる動作を表す。触れる手そのものが語中に示されるため、手つきが見える動作、目に見える世話や確認の動作に使いやすい。marþál「つかむ」や tául「取る」のように、押さえ込んで離さない接触には使わない。
他動詞。手は複合語中に組み込まれ、触れる対象を対格にとる。触れられる身体部位そのものも対格にとれる。完了語幹 marléin-。
már「手」+ lín-「伸ばす」の複合動詞。複合語では後ろの要素の強勢だけを残し、前の要素の強勢は落ちる。
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