nóumaur-

品詞
動詞(自動詞)
意味
照れる(顔が昇る)
発音
[ˈnoumaur]
読み
ノウマール
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 照れる

    軽い恥ずかしさで顔に熱が昇り、内面が表面に現れる。褒められる、名前を呼ばれる、人前に出されるなどの場面の、心地よい照れ。

    lúin háles þelán némes, nóumaurim.

    読み:ルーイン ハーレス セラーン ネーメス、ノーマウリン。

    lúinhál-esþel-ánném-es,nóumaur-im
    とき呼ぶ-<あなたが>名前-<対格><私>-<属格>照れる-<私が>

    「あなたが私の名前を呼ぶと、私は照れる。」

    日常会話。lúin節が主節に先行する。þelá「名前」の対格 þelán に、所有の属格 némes を後置して「私の名前」を作る。主節は1人称語尾 -im によって主語を省略できる。

    nóumaura endríña dróndoi.

    読み:ノーマウラ エンドリーニャ ドロンドイ。

    nóumaur-aendríñadrónd-oi
    照れる-<(軽いものが)>子ども<主格>人前-<与格>

    「その子は人前で照れる。」

    dróndo「人前」の与格 dróndoi が、裸の与格として「人前という場」を表す。主語 endríña は人の軽性名詞なので、動詞は3人称単数・軽性語尾 -a をとる。

  2. (顔が)ほてる・光る

    顔が温かく、わずかに明るくなる、という外見の描写。感情を表わさず、子どもの頬や、感情の高まった人の顔を描写する際にも使う。

    nóumaura endríña sórel.

    読み:ノーマウラ エンドリーニャ ソーレル。

    nóumaur-aendríñasórel
    ほてる-<(軽いものが)>子ども<主格>今日

    「その子は今日、顔がほてっている。」

    文の主語は人だが、この文では感情そのものではなく、今日の顔色を外見として描写する。時間表現 sórel は主語の後に来る。

    nóumaura torár selúin.

    読み:ノーマウラ トラール セルーイン。

    nóumaur-atorárselúin
    ほてる-<(軽いものが)>客<主格>今

    「客は、いま顔がほてっている。」

    torár「客」は人の軽性名詞なので、動詞は3人称単数・軽性語尾 -a をとる。selúin「今」は時間表現として述語節の後に来る。ここでは内面の照れよりも、顔の上気という外見描写として使う。

解説

顔(nóumo)が熱や光を帯びて「昇る」(áur-)という、高原の縦の世界観に根ざした複合動詞。軽いものは上へ行く、という基本の発想に立ち、照れたときの顔の熱と赤みを「顔が上へ昇っていく」という方向で捉える。この語には「内面の光が表面に現れる」という、少し詩的で前向きな響きがある。どの層(宮廷・森・縁)の話し手にも自然に使い、宮廷の詩では「息の灯が顔に昇る」という比喩の核にもなる。子どもが褒められて顔を背ける場面や、名前が書物に刻まれるときなど、心地よい照れを表現する標準的な語。

文法

自動詞(複合語)。軽性で受ける。完了語幹は nóumair-(a → ai)。

語源

nóumo「顔」+áur-「昇る」(複合語。後ろの要素の強勢を残し、前の要素の強勢を落とす)

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