nalóun

品詞
形容詞
意味
短い
発音
[naˈloun]
読み
ナローウン
分野
性質・状態

意味

  1. 短い

    長くはないこと。物や距離の長さが lóun でないことを、やや婉曲に言う。

    éso gandér só nalóun.

    読み:エーソ ガンデール ソー ナローン。

    és-ogandérsóna-lóun.
    いる-<(重いものが)>硬木<主格>この<重性><〜ない>-長い

    「この硬木は短い。」

    木市や検めで、硬木の材木としての実長が長くないことを言う意味1。重性名詞 gandér に合わせ、繋辞 éso、指示詞 só。重性単数主格では形容詞に語尾がつかず nalóun のまま。

    ésa flaindulíña sé nalóun.

    読み:エーサ フラインドゥリーニャ セー ナローン。

    és-aflaindulíñasénalóun
    いる-<(軽いものが)>小下りの儀<主格>この<軽性>短い

    「この小下りの儀は短い。」

    存在・繋辞 ésa が文頭に立つ。主格の名詞は語を切らない。flaindulíña は軽性a語幹で、指示詞 sé も軽性の形。形容詞 nalóun は主語に合わせて無表記。日常で作法の長さを説明する言い方。

    éso fáron gróm, esós éso tromsnór nalóun.

    読み:エーソ ファーロン グローン、エソース エーソ トロンスノール ナローン。

    és-ofárongróm,esósés-otromsnórnalóun.
    いる-<(重いものが)>荷<主格>重い,だからいる-<(重いものが)>歩幅<主格>短い

    「荷が重いので、歩幅は短い。」

    荷場での日常の言い方。荷の重さを見積もる場で、足から足の間隔が短くなることを言う。身分の「段」ではなく、歩幅を意味するtromsnórの直義。

  2. (声・言葉が)短い

    発話の声・言葉が長く続かない。

    ésa virá sé nalóun.

    読み:エーサ ヴィラー セー ナローン。

    és-aviráséna-lóun.
    いる-<(軽いものが)>言葉<主格>この<軽性><〜ない>-長い

    「この言葉は短い。」

    発話・言葉が長く続かず手短であることを言う意味2。軽性 virá に合わせる。直に「短い」と断定するより角が立たない、礼法的・事務的な響き。

  3. (距離・行程が)短い

    歩む道のりが長くなく、近接している。

    éso lóur só nalóun.

    読み:エーソ ロール ソー ナローン。

    és-olóursóna-lóun.
    いる-<(重いものが)>瀬<主格>この<重性><〜ない>-長い

    「この瀬は短い。」

    瀬は川が一段落ちてから次の落ちまでのひと続き。距離・行程が長くなく近接している意味3。重性名詞 lóur に合わせ éso・só。重性単数主格では nalóun のまま。

解説

na-「〜ぬ」を lóun「長い」に付けてできた否定形容詞。字義は「長くはない」だが、直に短さと言わずに済み、礼法の場で角が立たない。帳簿・宮廷文書・縁の市の改まった説明などでは常用される。距離や布、声や言葉の短さにも使え、やや婉曲で事務的な響きがある。語頭 na- は無強勢で、lóun の強勢は残る。

文法

否定接頭辞 na- を付けた形容詞語幹。na- は無強勢。対象の名詞に性・数・格で一致する。

語源

na-「〜ぬ」+ lóun「長い」。

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