小説
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眠れない(眠りに入れない)
眠ろうとしても眠りに入れない。
nanóira endríña sé.
読み:ナノイラ エンドリーニャ セー。
| nanóir-a | endríña | sé. |
| 眠れない-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | この<軽性> |
「この子は眠れない。」
日常会話。na nóir- による通常の否定では「眠らない」意になり、nanóir- は眠ろうとしても眠りに入れない意を表す。浅い眠りを直接指す語としては使わない。軽性a語幹 endríña の主格単数は語全体とし、名詞句の終わりに軽性の指示詞 sé を置く。動詞は軽性・単数の主語に一致する。
眠りに就けず夜を過ごす
夜通し眠れず、朝まで醒めている。
nanóirim du oráuran.
読み:ナノイリン ドゥ オラウラン。
| nanóir-im | du | oráur-an. |
| 眠れない-<私が> | 下手 | 夜明け-<対格> |
「私は夜明けまで眠れない(一晩醒めている)。」
日常の独白。第一人称は語尾 -im で示し、主語代名詞は省略する。du に軽性子音語幹の対格 oráuran を受けた句を後続させ、「夜明けまで」という時間終点を表す。眠りに入れないまま朝を待つ状態を指す。
夜中に醒めて眠れない
一度目を覚ましたあと、床に戻ってからも眠れない。
þréinin, nanóirim.
読み:スレーニン、ナノイリン。
| þréin-in, | nanóir-im. |
| 目覚める<〜し終えた>-<〜して・〜く> | 眠れない-<私が> |
「目を覚ましてからは、眠れない。」
同一主語の継起は duói でなく完了相の副動詞 -in で表す。þrín-「目覚める」の完了語根 þréin- に -in をつけ、後続の nanóirim で同じ主語を受ける。
nóir-「眠る」を否定する語根として語彙化した形。通常の否定では「眠らない」意になるが、この語は眠りへ移ろうとする意志と眠りの不成立が結びついた「眠れない」を表す。眠りに入れない状態、一度醒めてから再び眠れない状態を指し、浅い眠りを直接表す語としては使わない。夜通し眠れず朝まで床で醒めている場合にも使える。改まった場では直接の否定が避けられ、婉曲な言い方に置き換えられる。
自動詞。語頭の na- は弱く、独立の否定小辞 na とは語幹として区別する。否定語根として活用し、完了相は語根末尾に -s- を添える。
na-「〜ない」+ nóir-「眠る」。否定接頭辞が語根に融合し、通常の否定語ではなく語彙的な不眠の動詞として定着した。
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