sélen

品詞
形容詞
意味
正しい
発音
[ˈselen]
読み
セレン
分野
性質・状態

意味

  1. 正しい

    あるべき形と合っている。数字・文字・名・数え方などが、本来あるべきものに対応している。

    ésa plána sélen.

    読み:エーサ プラーナ セーレン。

    és-aplán-asélen
    いる-<(軽いものが)>帳簿-<主格>正しい

    「帳簿は正しい。」

    帳場での確認。軽性a語幹 plána の単数主格に対し、述語形容詞 sélen は単数主格では無語尾。帳簿そのものより、帳面の記録が本来の形と合っていることを述べる。

    ké éso puló só sélen?

    読み:ケー エーソ プロー ソー セーレン?

    kéés-opulósósélen
    <〜か>いる-<(重いものが)>拍<主格>この<重性>正しい

    「この拍は正しいですか。」

    帳簿や数えの記録で、刻んだ拍に狂いがないか確かめるやり取り。はい・いいえで答える問いは文頭に ké を置く。主語 puló が重性なので、繋辞 és- は 3人称単数・重性の éso になる。指示詞 só が重性の名詞句を閉じ、その後の sélen が述語形容詞として立つ。

    ésa lislíra sé sélen.

    読み:エーサ リスリーラ セー セーレン。

    és-alislírasésélen
    いる-<(軽いものが)>書行<主格>この<軽性>正しい

    「この書行は正しい。」

    帳簿や書物の一行を読み合わせ、その行の位置や区切りが正しいことを確かめる日常の言い回し。lislíra は軽性名詞なので、存在・繋辞の動詞は軽性 3 人称単数の -a、指示詞は軽性の sé を取る。名詞句は「名詞+指示詞」の順で、指示詞 sé が名詞句の終わりの目印になる。

  2. 合っている

    二つのもの(印と刻印、帳簿の左右、名と刻み)が互いに対応している。

    ésau sáindar si plána sélenau.

    読み:エーサウ サインダル シ プラーナ セーレナウ。

    és-ausáindarsiplánasélen-au
    いる-<双数>証文<主格>と帳簿<主格>正しい-<双数>

    「証文と帳簿が合っている。」

    書面の相互確認。si で二つの単数名詞を並べると、動詞と述語形容詞は双数になる。sáindar と plána は名詞の単数主格で、語形を切らない。両名詞が軽性なので、形容詞は軽性双数 sélenau。

解説

「あるべき形と合っている」をいう。帳簿の数字が合っている、碑の字が正しい、歌の名が正しい、数え方が正しい、などに使う。形が美しい(整った)や性質が澄んでいる(清い)や嘘(偽り)とは別の軸で、形式と実体の対応(一致)を問う語。否定形(na sélen)で「違う・誤っている」を言う。宮廷では法や証文の正当性を論じるときに、縁の市では秤と印の一致を確認するときに使う。

文法

形容詞。修飾する名詞の性・数・格に一致する。

語源

古高原語 *sélen- から。対応・一致を表す語根。

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