小説
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塩を額に当てる
乾いた塩を指先で額に一瞬触れる厄除け動作を表す定型動詞。
ké sakopúles? sakopúlim.
読み:ケー サコプーレス?サコプーリン。
| ké | sakopúl-es? | sakopúl-im. |
| <〜か> | 塩額当-<あなたが> | 塩額当-<私が> |
「「塩を額に当てるのか」「当てる」」
日常会話での問いと答え。肯定の答えは動詞を繰り返す形で、主語代名詞は必要としない。この語は sáko を目的語に取らずに動作全体を表す。
sakopúl, faronár, ende.
読み:サコプール、ファロナール、エンデ。
| sakopúl | faronár | ende. |
| 塩額当<命令法><あなたが> | 運び人<主格> | どうぞ |
「運び人さん、塩を額に当てて、どうぞ。」
市井での命令。命令法は語幹そのまま。縁の市では ende を文末に読点で区切って添えて柔らかくする。faronár は呼格ではなく、主格形のまま区切って添えた呼びかけ。
乾いた塩を額に当てる所作を「塩を軽く叩く」として語根にまとめた複合動詞。塩を打つ・食す・清めるのではなく、額に一瞬触れる厄除け動作を表す定型語として使う。縁や市井では動作が見えるこの言い方が自然で、名詞 sáko を目的語に置かずに「塩を額に当てる」全体を表す。複合語では後ろの要素に強勢が置かれる。
名詞語幹複合の動詞。複合語規則により sáko の ´ を落とし、púl- の強勢を残す。
sáko「塩」の語幹 sako- + púl-「軽く叩く」。
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