simboselvá

品詞
名詞
意味
覚え歌(記録の歌)
発音
[simboselˈva]
読み
シムボセルヴァ
分野
文字・書物・学び

意味

  1. 覚え歌(記録の歌)

    歌われることで名前・順序・作法に印が打たれ、息(声)の中に固定される記録。歌が途絶えれば印も消える。

    ké lóima endríña simboselván?

    読み:ケー ロイマ エンドリーニャ シンボセルヴァーン?

    kélóim-aendríñasimboselvá-n?
    <〜か>唱える-<(軽いものが)>子ども<主格>覚え歌-<対格>

    「「その子は覚え歌を唱えるのか。」」

    日常の尋ね問。名詞は軽性の語幹に -n を添えて対格を作る。主語 endríña が軽性の単数なので動詞は -a を受ける。

    ésa simboselvá lóimen.

    読み:エーサ シンボセルヴァー ロイメン。

    és-asimboselválóim-en.
    いる-<(軽いものが)>覚え歌<主格>唱える-<〜した・〜された>

    「「覚え歌は唱えられている。」」

    儀礼・書物での改まった記述。動詞 lóim- の分詞 lóimen が述語となり、歌い終えられて声の中に留まっている状態を言う。主語は軽性の単数で、分詞は主格では語尾を変えない。

解説

「息に印を打ったもの」の比喩で、歌の形に固定された記録を指す。証文(sáindar)に印(símbo)を押して権威を与えるのと同じように、この歌は歌われることそのもので名前や順序・作法に「印」を押し、声(息)の中に固定する。軽性の性は、本質がまだ息(声・言葉・昇るもの)であることに由来する。旧道の岩棚の名を順に数える荷担ぎ歌、系譜を瀬ごとに唱える歌、伐り出しの詞の節がこれにあたる。歌が途絶えれば印も消え、中身の名も順序も失われる。

文法

軽性・a語幹(単主 símboselvá、対 símboselván、属 símboselvés、与 símboselvéi、双主対 símboselváu、双属与 símboselváun、複主 símboselvái、複対 símboselváis、複属 símboselvar、複与 símboselváil)

語源

símbo「印」+selvá「息」の複合語。「息に印を打ったもの」の比喩。複合語の規則どおり、前の要素 símbo の強勢が落ち、後ろの要素 selvá の強勢だけが残る。

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