小説
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顔を出す
隠れていた場所から顔だけ(上半身だけ)を出して覗く。戸の隙間、壁の陰、毛布の下などからの軽い動作。
sléna endríña es snóivos.
読み:スレーナ エンドリーニャ エス スノイヴォス。
| slén-a | endríña | es | snóiv-os |
| 顔を出す-<(軽いものが)> | 子<主格> | から | 窓-<属格> |
「子どもが窓から顔を出す。」
家庭や遊びの場での日常的な文。slén- は自動詞で、主語 endríña は主格のまま。出所は es+属格で表す。主語 endríña は文法上軽性なので、動詞は軽性3人称単数の語尾になる。
顔を出す(比喩)
隠れた状態から、考え・感情・性質などがわずかに現れる。「その焦りが顔を出す」のような比喩的用法。
sléna nourá nóumoi.
読み:スレーナ ノウラー ノーモイ。
| slén-a | nourá | nóum-oi |
| 顔を出す-<(軽いものが)> | 心<主格> | 顔-<与格> |
「心は顔に出る。」
比喩用法。隠れた感情や心の動きがわずかに現れる意。「顔に出る」の定型として、書物やことわざ的な文にも見られる。心 nourá は文法上軽性なので、動詞は軽性3人称単数。与格 nóumoi が、表れる場所を表す。
隠れていた場所から、顔(場合により上半身)だけを出して覗く。完全に姿を現す(tór-「来る」)より軽い動作。子どもが戸の隙間や壁の陰から顔を出して覗く、呼びかけに応えて顔だけを出す、など、日常の軽い動作に使う。大人が改まった場で使うことは少なく、くだけた言葉や子どもの言葉に多い。比喩的に、隠れた考えや感情がわずかに現れることにも使う。
自動詞。完了語根は sléen-(e→ee)。軽性の主語(人・顔)で受ける:sléna「顔を出す(3単軽)」。
古高原語 *slén- から。語源は不明。
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