veunkrún-

品詞
動詞(自動詞、複合語)
意味
空に支える(すくめる)
発音
[veunˈkrun]
読み
ベウンクルーン
分野
基本動作

意味

  1. 空に支える(肩をすくめる)

    肩をすくめる身振り。字義は「空っぽなものを支える」で、肩が上がっても何も載っていない、という比喩的な描写。

    veunkrúna endríña.

    読み:ヴェウンクルーナ エンドリーニャ。

    veunkrún-aendríña.
    空に支える-<(軽いものが)>子ども<主格>

    「子どもが肩をすくめる。」

    日常の身振りの描写。主語 endríña は軽性なので動詞は3人称単数・軽性。

  2. 負担を負わない・無関心(婉曲)

    改まった場や詩で、すくめりを伴って「それは私の背には載らない」「私が支えるものではない」と婉曲に断る・距離を置く表現。強い拒否ではなく、「私には関係のない軽さのもの」という含み。

    na veunkrúnim, na éso fáron némei.

    読み:ナ ヴェウンクルーニン、ナ エーソ ファーロン ネーメイ。

    naveunkrún-im,naés-ofáronném-ei.
    <〜ない>負担を負う-<私が><〜ない>いる-<(重いものが)>荷<主格><私>-<与格>

    「私は背負わない。私には荷がない。」

    改まった場での婉曲な断り。直説法の否定は動詞の直前に na を置く。すくめりの動作を伴い、「私には荷がない=背負うものではない」と距離を置く。

解説

肩をすくめる身振りを、「空っぽなものを支える」という比喩で言い表す詩的・婉曲の動詞。véun(空の)と krún-(支える)の複合で、foumtául-(暖を取る)と同じ「形容詞+動詞」の型。高原の世界観では、背に荷(fáron)を担ぎ(brún-)、ものを支える(krún-)ことが日常の身体のあり方であり、その「支える」が何も支えていない状態を veunkrún- は指す。すくめりの「わからない」「関係ない」という含みは、この比喩から自然に生じる:「この背には何も載っていない」「私が支えるものではない」である。宮廷の詩や、改まった場での婉曲な断りに使われる。縁の市の取引言葉や崖道のくだけた言葉では使われない。

文法

自動詞。主語は人(軽性)。完了語幹は veunkróun-(u → ou の母音交替)。

語源

véun(空の・形容詞)+ krún-(支える)。形容詞+動詞の複合。foumtául-(fóum 暖かい + tául- 取る)と同じ型。

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