wól-

品詞
動詞(自動詞)
意味
迷う
発音
[ˈwol]
読み
ウォル
分野
知覚・感情・思考・発話

意味

  1. 迷う

    道や判断が二つ以上に分かれ、進むべき行き先が定まらない。

    wólers un nébroi.

    読み:ウォーレルス ウン ネーブロイ。

    wól-ersunnébr-oi.
    迷う-<あなたがたが>中に霧-<与格>

    「あなたたちは霧の中で迷っている。」

    道案内・旅の場面で、視界が悪くなり一本の道が見えなくなった状態を述べる言い方。二人称複数語尾だけで主語がわかるため、代名詞は通常省く。

    mé wól un nébroi!

    読み:メー ウォール ウン ネーブロイ!

    méwólunnébr-oi!
    <禁止・願いの打ち消し>迷う<命令法><あなたが>中に霧-<与格>

    「霧の中で迷うな。」

    禁止の定型。命令法の下向き語形なので、目下の人やくだけた場で使う。

  2. 決めかねる

    決め手を欠いて、足を踏み出す一本を選べない。

    wóla unlóur nourá némes.

    読み:ウォーラ ウンロール ノウラー ネーメス。

    wól-aunlóurnouráném-es.
    迷う-<(軽いものが)>まだ心<主格><私>-<属格>

    「私の心はまだ決めかねている。」

    相談・決断の場で、自分の心中に迷いがあることを述べる言い回し。unlóur は肯定文では「まだ〜している」という意味になり、動詞の直後・主語の前に置く。

    wólau lisár si faronár.

    読み:ウォーラウ リサール シ ファロナール。

    wól-aulis-ársifaron-ár.
    迷う-<双数>書く-<〜する人・主格>と荷-<〜する人・主格>

    「書記も荷持ちも決めかねている。」

    帳簿や荷の手続きの場などで、判断が定まらない様子。faronár は fáron「荷」+-ár「〜する人」で、荷を扱う人=運び人ほどの意味。単数の名詞が二つ並ぶので、動詞は双数で受ける。

解説

進路・方策・判断の定まらない日常の迷い。視界や心の中で進むべき一本が見えにくくなった状態をいう。glóum-が強い惑乱を指すのに対し、こちらは道・判断・言葉の行き先がはっきりしない軽い不確定さを表す。道案内・旅・相談・帳簿の読み合わせなどで普通に使われる。

文法

自動詞。人を主語に取ると軽性の主語として一致し、比喩的に道・計画・息のようなものが主語になることもある。

語源

古高原語 *wōl-「目が泳ぎ、方向がぼやける」から。

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