小説
左の目次から話を選んでください。
惑う
考えが定まらず、分からなくなる。
gloumiþéla náuvra tásan; mé mán!
読み:グロウミセーラ ナウヴラ ターサン、メー マーン!
| gloum-iþ-él-a | náuvra | tás-an; | mé | mán! |
| 惑う-<〜させる>-<〜だろう>-<(軽いものが)> | 酔いきのこ<主格> | <あなた>-<対格> | <禁止・願いの打ち消し> | 食べる<命令法><あなたが> |
「酔いきのこはお前を惑わすぞ。食べるな!」
目下の者や子どもへの注意。gloum-「惑う」に使役の -íþ- がついて「惑わせる」になる。結果の予告は推量法で言い、強勢は -él- に移る。náuvra は軽性なので、動詞は -a をとる。きのこのうちで náuvra だけが軽性なのは、食べた者を浮わつかせるものと見なされるからだと説明されることがある。
glóumim, na ráinim du pó gélim.
読み:グローミン、ナ ライニン ドゥ ポー ゲーリン。
| glóum-im, | na | ráin-im | du | pó | gél-im. |
| 惑う-<私が> | <〜ない> | 知る-<私が> | 下手 | 何<対格> | 行く-<私が> |
「迷ってしまった、下手のどこへ行けばいいのか分からない。」
道に迷ったときの言い方。「どこへ」は方向を決めて du pó のように言うしかない。
lúin vóila endríña lisáis fóndelais, glóuma.
読み:ルーイン ヴォイラ エンドリーニャ リサイス フォンデライス、グローマ。
| lúin | vóil-a | endríña | lis-áis | fóndel-ais, | glóum-a. |
| とき | 読む-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 字-<〜たちを> | 古い-<〜たちを> | 惑う-<(軽いものが)> |
「子どもは古い字を読むと戸惑う。」
主節の主語は、lúin の節の主語と同じなので言わない。軽性の動詞の語尾 -a で受けている。
glóuma nourá némes.
読み:グローマ ノウラー ネーメス。
| glóum-a | nourá | ném-es. |
| 惑う-<(軽いものが)> | 心 | <私>-<属格> |
「私の心は乱れている。」
nourá は軽性なので、動詞は -a で受ける。気持ちが定まらないことを言う、日常の言い方。
濁る
水や墨がにごる。詩や古い言い方で使う。
þílo séimo, glóumo rúndo.
読み:シーロ セーモ、グローモ ルンド。
| þíl-o | séimo, | glóum-o | rúndo. |
| 澄む-<(重いものが)> | 静み水<主格> | 濁る-<(重いものが)> | 走り水<主格> |
「静み水は澄み、走り水は濁る。」
諺。落ち着いた心は澄み、急ぐ心は乱れる、という戒めとして引かれる。þíl- の「澄む」と対にして使う。
glóumo rúndo du dálor.
読み:グローモ ルンド ドゥ ダーロル。
| glóum-o | rúndo | du | dálor. |
| 濁る-<(重いものが)> | 走り水<主格> | 下手 | 下の国<対格> |
「走り水は下の国へ向かって濁っていく。」
水は下へ流れるほど濁って重くなる、という見方を表す古い言い方。水は重性なので、動詞は -o をとる。du+対格で「下手へ」。
考えが定まらず、分からなくなることを表す。もとは「水が濁る」という意味で、þíl-「澄む・分かる」の反対の語。霧期に人の心が惑うこと、言葉の意味がぼやけることにもよく使われ、下へ沈む重い感じを伴う。目上の人に対して「分かりません」と言うときは、na þíl- と言わずに glóum- の謙譲形 duglóum- で「惑っております」と言うのが改まった言い方。
完了語根 glóums-。惑う原因は es+属格。主語が水や言葉など重性のものなら3単は glóumo。
古高原語 *glóum- から
左の一覧から語を選ぶか、上の検索欄に日本語またはローマ字を入れてください。
左の目次から課を選んでください。
左の一覧から選んでください。
高原語で書かれた読み物です。左の一覧から選んでください。
左の目次から話を選んでください。
小説・世界設定・翻訳から見つけた「辞書にない語」の候補です(uv run conlang dict-grow 名前 で作られます)。登録する語を選んでください。同義語として複数選べます。