þovríl

品詞
名詞
意味
茶
発音
[θoˈvril]
読み
ソブリル
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 茶

    影の木の葉を煮出した苦い茶。

    ésau þovríl si kailó séndoi.

    読み:エーサウ ソヴリール シ カイロー センドイ。

    és-auþovrílsikailósénd-oi.
    いる-<双数>茶<主格>と乾酪<主格>ここ-<与格>

    「「ここに茶と乾酪がある。」」

    客を炉端に迎えて、茶と乾酪を出すときの言い方。存在の文で、繋辞 és- が先頭に来る。単数の名詞が si で二つ並んでいるので、動詞は双数 ésau になる。双数の動詞は性を区別しないので、この文からは þovríl の性はわからない。

    klér nébro, fóum þovríl.

    読み:クレール ネーブロ、フォーン ソヴリール。

    klérnébro,fóumþovríl.
    冷たい霧<主格>暖かい茶<主格>

    「霧は冷たく、茶は温かい。」

    霧期に茶をすすめたり飲んだりするときに言う決まり文句。諺や詩と同じ語順なので、és- を省き、形容詞の述語を先に置いている。ふつうの名詞句は「名詞+形容詞」の順なので、形容詞が先頭に来ると格言だとわかる。

解説

影の木(þóvra)の葉を煮出した苦い茶。高原の日常の飲み物で、客にもまず出される。水と同じく地の上の液体なので重性に属し、湯気の立つ粥(lúsa)が軽性であるのと対照をなす。ただし、祀りで祖先に供える茶は、湯気とともに祖先のもとへ昇るものとして、まわりの語を軽性で受ける(性の転用。名詞の形は重性のままで、「茶を」も þovríl)。祀りに慣れた人は指示詞や形容詞まで軽性にし、ふつうの人は動詞と代名詞だけを軽性にする。ふだんの茶を軽性で受けると、気取った、祀りがかった言い方に聞こえる。

文法

重性・子音語幹。属 þovrílos、与 þovríloi、複 þovrílul。

語源

þóvra「影の木」と ílmo「水」の古い複合 *þovr-ílmo が縮まった形と考えられる。重性は ílmo を受け継いだもの。

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