þréul-

品詞
動詞(自動詞)
意味
積もる
発音
[ˈθreul]
読み
スレル
分野
自然・天体・天候・地形

意味

  1. 積もる

    雪・霜・灰・泥などが面に層を重ねて厚くなる過程。降り続いている最中にも、その結果の状態にも使う。

    na þréula unlóur sírna

    読み:ナ スレウラ ウンロール シルナ

    naþréul-aunlóursírna
    <〜ない>積もる-<(軽いものが)>まだ霜<主格>

    「まだ霜が積もっていない。」

    くだけた会話向き。否定 na は動詞の前に置き、「まだ」 unlóur は動詞の直後、主語の前に置く。na+現在の形+unlóur で「まだ〜していない」。

    þréulo krúndo un orénoi

    読み:スレウロ クルンド ウン オレーノイ

    þréul-okrúndounorén-oi
    積もる-<(重いものが)>泥<主格>内に縁-<与格>

    「縁に泥が積もっている。」

    重性の名詞 krúndo「泥」が主語なので、動詞は 3 人称単数重性 -o をとる。un+与格で場所を示す。縁 orén の与格は orén-oi。

    þréula snéula un kórvoi.

    読み:スレウラ スネウラ ウン コルヴォイ。

    þréul-asnéulaunkórv-oi.
    積もる-<(軽いものが)>埃<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に埃が積もっている。」

    日常の生活空間での表現。軽性名詞 snéula を主語に受け、動詞 þréul- は軽性の語尾 -a を取る。un+与格で「〜の内側で」。

    þréulo dulsúm

    読み:スレウロ ドゥルスーン

    þréul-odulsúm
    積もる-<(重いものが)>錆<主格>

    「錆が積もる。」

    錆が層として形成されていく過程を表す現象用法。主語 dulsúm に合わせて動詞は 3 人称単数・重性の -o をとる。

  2. (結果として)厚く着く

    積もった結果、厚く覆っている状態。薄く・厚くで程度を言う。

    þréula sírna aldárei múlin.

    読み:スレウラ シルナ アルダーレイ ムーリン。

    þréul-asírnaaldár-eimúl-in.
    着く-<(軽いものが)>霜<主格>座-<与格>厚い-CVB.

    「霜は座に厚く着いている。」

    改まった描写でも、時制を表す語形がないため未完了で現在結果の状態を言う。裸の与格が着く場所を示す。霜は軽性なので軽性の3人称単数語尾-aで受ける。

    sórel, þréulo eelþó múlin.

    読み:ソーレル、スレウロ エールソー ムーリン。

    sórel,þréul-oeelþómúl-in.
    今日,着く-<(重いものが)>灰<主格>厚い-CVB.

    「今日は灰が厚く着いている。」

    日常の観察文。今日sórel。完了を表す語尾 s は立てず、未完了の直説法で、現在に至る結果の状態を述べる。灰は重性なので動詞は重性の3人称単数語尾-oをとる。

解説

雪・霜・灰・泥などが、平らな面に層となって重なっていく過程と結果を表す自動詞。「ある(存在)」とは区別され、降り続いたものが段々重なる「動く」現象を指す。薄く・厚くで程度を言う。解ける(融ける)とは対になる。宮廷語から崖道の言葉まで全層で使われる日常語。

文法

自動詞。3人称単数は軽性 þréula・重性 þréulo を区別。時制の語形はなく、過程か結果かは文脈で決まる。

語源

言語内の語源は確認されない。独立の語根。

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