小説
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天井(息が昇る所)
煙口を含む室内の頭上の面。信仰上の「息の昇る道」として名づけられた婉曲名。
marlínim aurselvándo
読み:マルリーニン アウルセルヴァンド
| marlín-im | aurselvándo |
| 触る-<私が> | 天井<対格> |
「私は天井に触れる。」
日常的な動作の場面。aurselvándo は重性o語幹で、単数対格は主格と同一形になる。本来は「息が昇る所」という婉曲名だが、天井そのものを指す基本義の用例。
snála endríña snúlvo aurselvándos
読み:スナーラ エンドリーニャ スヌルヴォ アウルセルヴァンドス
| snál-a | endríña | snúlvo | aurselvánd-os |
| 閉じる-<(軽いものが)> | 子ども<主格> | 穴<対格> | 天井-<属格> |
「子どもは天井の穴を閉じる。」
生活場面で、snúlvo「穴」を aurselvándo の属格が修飾する。aurselvándo が穴を含む頭上全面を指すことを示す。主語 endríña は人なので、動詞は軽性3人称単数の -a をとる。属格単数形は aurselvánd-os。
息の通路(比喩)
詩や祀りの場で、天井を祖先への道の一部として指す比喩的用法。
na éso aurselvándo krúl
読み:ナ エーソ アウルセルヴァンド クルール
| na | és-o | aurselvándo | krúl |
| <〜ない> | いる-<(重いものが)> | 息の通路<主格> | 壁 |
「息の通路は壁ではない。」
信仰・詩文の比喩用法。壁 krúl や床 þúlno を「息を止めるもの」とする対比の中で、aurselvándo を「息を通すもの」として述べる。否定 copula は na + és-。主語が重性なので動詞は -o。述語名詞 krúl は名詞としての性を保ち、無標示で置く。
un aurselvándoi ésa selvá gléin.
読み:ウン アウルセルヴァンドイ エーサ セルヴァー グレーン。
| un | aurselvánd-oi | és-a | selvá | gléin |
| 内に | 息の通路-<与格> | いる-<(軽いものが)> | 息<主格> | 清い |
「息の通路の中で、息は清い。」
儀礼・詩の場面。aurselvándo を「息の通路」として、息が清まる場所を示す比喩用法。述語の形容詞の文に場所を添えるとき、un+与格は動詞の前に出す(統語論3.2、例文48)。動詞の後ろに置くと存在文として読まれる。主語 selvá は軽性なので copula は -a をとる。
煙が抜ける穴を中心に、室内の頭上を覆う面を、その働きで呼ぶ婉曲・比喩的名。信仰では息(言葉・煙)は上へ昇り、屋根の上の祖先に届くとされるため、天井は「息が昇っていく所」として名づけられた。宮廷の詩や改まった場ではこの名が使われ、ふだんは単純な基本語で言う。煙口そのものは snúlvo で言い、aurselvándo はその穴を含む天井全体を指す。壁(krúl)や床(þúlno)が「息を止めるもの」であるのに対し、aurselvándo は「息を通すもの」として対比される。
重性・o語幹(④型、-ándo に従う)。NOM/ACC: aurselvándo、GEN: aurselvándos、DAT: aurselvándoi、DU NOM/ACC: aurselvándou、PL NOM/ACC: aurselvándul、PL GEN: aurselvándur
áur-「昇る」+ selvá「息」+ -ándo「〜する所」。複合語の規則により前の要素の強勢は落ち、派生接辞 -ándo が主強勢をとる。
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