snúlvo

品詞
名詞
意味
穴
発音
[ˈsnulvo]
読み
スヌルヴォ
分野
生活・道具・衣食住

意味

  1. 穴(表面の空いた部分)

    壁・天井・岩などの表面に開いた、材質が欠落した空間の形。出入りの機能は含まず、形状の「欠け」そのものを指す。

    éso snúlvo un kórvoi.

    読み:エーソ スヌルヴォ ウン コルヴォイ。

    és-osnúlvounkórv-oi.
    いる-<(重いものが)>穴<主格>内に倉-<与格>

    「倉の中に穴がある。」

    日常の存在文。snúlvo は重性名詞で、存在動詞 és- は主語に一致して 3人称単数重性語尾 -o をとる。場所表現は un「〜の中」+与格。snúlvo は材質が欠けた「穴」の形状を指し、出入りの機能は含まない。

    éso snúlvo tó pír.

    読み:エーソ スヌルヴォ トー ピール。

    és-osnúlvotópír.
    いる-<(重いものが)>穴<主格>あの<重性>小さい

    「あの穴は小さい。」

    記録や注記のように、既知の穴を指示して寸法を述べる文。指示詞 tó は重性名詞 snúlvo を指示する。述語形容詞 pír は主語に一致し、重性単数では基辞のまま。

  2. 窪み・くぼみ

    地面や壁の表面が内側へ凹んだ部分。深さや形状を問わず、表面が「下へ落ちた」状態を指す。

    sénim snúlvo.

    読み:セーニン スヌルヴォ。

    sén-imsnúlvo.
    見る-<私が>窪み<対格>

    「私は窪みを見る。」

    日常の動作文。動詞語尾が主語の人称を示すため主語は省略される。重性名詞 snúlvo は対格語尾をもたないが、ここでは動詞の目的語として読む。時制標示はない。

    éso snúlvo bún orénoi.

    読み:エーソ スヌルヴォ ブーン オレーノイ。

    és-osnúlvobúnorén-oi.
    いる-<(重いものが)>窪み<主格>深い縁-<与格>

    「縁には深い窪みがある。」

    地形や書物の記述のような存在文。名詞句内では名詞に形容詞が後続する。縁 orén は重性子音語幹で、与格は orén-oi。存在動詞 éso は主語 snúlvo に一致する。

解説

壁・天井・地面などの表面に開いた、材質が欠落した空間の「形」を指す基本的な語。出入りの機能(門・口)ではなく、形状としての「空いた部分」を言う。重性であるのは、素材の欠落が「下へ沈んだもの」、つまり存在が抜けて底が露わになったものとして見られるため。天井の煙抜け、壁のくぼみ、地面の窪み、岩の割れ目など、材質が「いない」場所をすべて指す。都の改まった言葉では、用途ごとに「煙の口」「風の欠け」のように言い換え、snúlvo そのままはくだけた言葉や、荷札・道具の品名で使う。

そのほかの用例

ké sórel, voltáules snúlvo?

読み:ケー ソーレル、ヴォルタウレス スヌルヴォ?

késórel,voltául-essnúlvo
<〜か>今日地面を掘る-<あなたが>穴<対格>

「今日、穴を掘るのか。」

意味2の用法。意味2では穴・井戸など完成した形の名詞を対格で受ける。ké は文頭に置き、場面枠の sórel は読点で区切る。snúlvo は重性o語幹で、対格は主格と同形。

ké éso snúlvo tén?

読み:ケー エーソ スヌルヴォ テーン?

kéés-osnúlvotén?
<〜か>いる-<(重いものが)>穴<主格>浅い

「穴は浅いのか。」

日常会話での問い。ké が文頭に立つ。主語 snúlvo は重性・単数・主格、述語形容詞 tén は無語尾。穴について底がすぐ近くにあることを尋ねる。

púna endríña snúlvo

読み:プーナ エンドリーニャ スヌルヴォ

pún-aendríñasnúlvo
覗く-<(軽いものが)>子<主格>穴<対格>

「子どもが穴を覗いている。」

家の中で、子どもが穴の中を覗く日常の光景。主語 endríña は人を指す軽性語なので、動詞は軽性3人称単数 -a をとる。対象の snúlvo は重性 o 語幹として、単数対格が主格と同形になる。

éso snúlvo krénos pír.

読み:エーソ スヌルヴォ クレーノス ピール。

és-osnúlvokrén-ospír.
いる-<(重いものが)>穴<主格>天井-<属格>小さい

「天井の穴は小さい。」

存在文。中心語 snúlvo「穴」に属格 krén-os「天井の」を後置する。snúlvo は天井の一部としての穴、とくに煙口を指す。家屋の観察や修理の話題に使う日常語。

snála endríña snúlvo aurselvándos

読み:スナーラ エンドリーニャ スヌルヴォ アウルセルヴァンドス

snál-aendríñasnúlvoaurselvánd-os
閉じる-<(軽いものが)>子ども<主格>穴<対格>天井-<属格>

「子どもは天井の穴を閉じる。」

生活場面で、snúlvo「穴」を aurselvándo の属格が修飾する。aurselvándo が穴を含む頭上全面を指すことを示す。主語 endríña は人なので、動詞は軽性3人称単数の -a をとる。属格単数形は aurselvánd-os。

kréuno rúndo un snúlvo

読み:クレウノ ルンド ウン スヌルヴォ

kréun-orúndounsnúlvo
沈む-<(重いものが)>走り水<主格>中に穴<対格>

「走り水が穴の中へ沈む。」

自然描写・地形記述の文。rúndo は「走り水」を表し、重性 o 語幹の名詞として扱われる。un + 対格で穴の中への方向を示す。kréun- の物理的意味「深いほうへ沈む」の用例。

文法

重性・o語幹(④型)

語源

古高原語の語根。語源は不詳。

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